飛び込み・玉井3連覇 苦手307Cで五輪のリベンジ 「世界の舞台で自己ベストを出す」

2021年09月20日 05:30

飛び込み

飛び込み・玉井3連覇 苦手307Cで五輪のリベンジ 「世界の舞台で自己ベストを出す」
男子高飛び込み決勝、笑顔で並ぶ(左から)2位の大久保柊、優勝した玉井陸斗、3位の西田玲雄(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 飛び込み日本選手権最終日が19日に宇都宮市・日環アリーナ栃木で行われた男子高飛び込み決勝で玉井陸斗(15=JSS宝塚)が516・85点で優勝した。2位に65点差の圧勝で、3連覇を達成。昨年大会で記録した自己ベスト528・80には届かなかったが、7位入賞を果たした東京五輪決勝の431・95点を大きく上回った。公開競技として実施された女子シンクロ高飛び込みは板橋美波(21)、荒井祭里(20=ともにJSS宝塚)組の1組が出場し298・68点だった。
 全6本で安定した演技をそろえ、玉井が進化を示した。2本目207B(後ろ宙返り3回半えび型)と5本目307C(前逆宙返り3回半抱え型)は東京五輪でも失敗した苦手ダイブ。207Bで81・00点、307Cは全選手で最高の96・90点を叩き出し「今までで一番いい内容の試合ができた。特に307Cは気持ち良く入れて、五輪のリベンジができた」と胸を張った。

 次の大きな目標は来年5月の世界選手権福岡大会。高飛び込みと、3メートル板飛び込みの2種目で出場権獲得を目指す。12月の代表選考会に向け、今後もまとまったオフは取らない予定だ。「五輪で飛び込み人生の第一歩を踏み出せたので、世界水泳を第二歩にしたい。世界の舞台で自己ベストを出すことが目標」と力を込めた。

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