全国中学校相撲選手権大会 東伯中・西村和真が中学横綱 団体戦は柏二中が5年ぶり日本一

2022年08月22日 10:13

相撲

全国中学校相撲選手権大会 東伯中・西村和真が中学横綱 団体戦は柏二中が5年ぶり日本一
全中で5年ぶり2度目の団体優勝を果たした柏二中(提供写真) Photo By 提供写真
 第52回全国中学校相撲選手権大会(全国中学校体育大会)の第2日が21日、北海道・福島町総合体育館で行われた。
 団体戦は、千葉・柏二中が総合力で日本一に輝いた。決勝の相手は、12年ぶりの出場ながら勝ち上がってきた古豪の石川・西南部中。先鋒・喜友名琉(3年)が先制すると、ここまで全勝だった中堅・児玉颯飛(3年)が敗れて1―1のタイに。優勝が懸かる大将戦は、豊田倫之亮(2年)が立ち合い左に動いた相手をよく見て突き出して勝負を決めた。

 同校の優勝は、坂本博一(現幕下・木竜皇)らを擁した17年以来5年ぶり2度目。昨年の優勝メンバーが2人残る熊本・鶴城中は準々決勝で柏二中に敗れた。

 個人戦は、鳥取・東伯中の西村和真(3年)が1メートル72、135キロの体格を生かした左四つの力強い相撲で勝ち進んで頂点に立った。決勝では、左四つがっぷりの展開から重村鴻之介(鹿児島・古仁屋中2年)を下手投げ。「何も考えずに自分の相撲を取るだけ」と無心で中学横綱の座をつかんだ。鳥取県勢の個人優勝は07年の網谷勇志(鳥取西中)以来15年ぶりで、東伯中からは初めて。西村は1年時に全国中学生大会(元日相撲)ベスト16、2年時に全国都道府県中学生大会ベスト8、今年7月の全国都道府県中学生大会3位と着実に実績を積み重ね、今大会で初めて日本一に輝いた。

 ▽団体戦 準々決勝
西部中(大分) 2―1 箕島中(和歌山)
西南部中(石川) 2―1 野村中(愛媛)
古仁屋中(鹿児島) 2―1 浦添中(沖縄)
柏二中(千葉) 2―1 鶴城中(熊本)

 ▽準決勝
西南部中 2―1 西部中
柏二中 2―1 古仁屋中

 ▽決勝
柏二中 2―1 西南部中
○喜友名琉 寄り倒し 半田翔誠 
 児玉颯飛 はたき込み 野口明輝○
○豊田倫之亮 突き出し 小林力喜 


 ▽個人戦 準々決勝
倉岡優太(熊本・鶴城中) 寄り倒し 児玉颯飛(千葉・柏二中)
西村和真(鳥取・東伯中) すくい投げ 麻田遥人(大阪・四条中)
本間侑亮(石川・津幡南中) 寄り倒し 奥田蒼真(大阪・野村中)
重村鴻之介(鹿児島・龍南中) 浴びせ倒し 花田龍信(和歌山・西和中)

 ▽準決勝
西村和真 寄り切り 倉岡優太
重村鴻之介 寄り切り 本間侑亮

 ▽決勝
西村和真 下手投げ 重村鴻之介

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