服部道子氏 千怜の迷いなき「強気のパット」で覚醒、リズムが良くなった

2022年08月22日 05:30

ゴルフ

服部道子氏 千怜の迷いなき「強気のパット」で覚醒、リズムが良くなった
17番、バーディーパットを決める岩井千(撮影・会津 智海) Photo By スポニチ
 【女子ゴルフツアー CATレディース最終日 ( 2022年8月21日    神奈川県 大箱根CC=6638ヤード、パー72 )】 【服部道子の目】岩井千怜選手の勝負強さが18番の1.5メートルのパットに凝縮されていました。重圧のかかる場面でしたが、構えてからすぐ打つ感じで全く迷いがありませんでした。以前は勝負どころでのパットが課題でした。それが7月の楽天スーパー・レディースの時に勝選手や稲見選手と一緒に回り「優勝する人はしっかり打っている」と気づいたそうです。それ以降は強気に打つことを心掛けるようになり、リズムが凄く良くなりました。
 元々ショットメーカーでしたが、強気のパットという“最後のワンピース”が加わり覚醒しました。最終日は無理に攻めずに、取れるところでバーディーを取ろうという、メリハリの利いたプレーもできていました。

 大箱根CCは傾斜があっていろいろなライから打たされますが、彼女は体幹がしっかりしているのでバランスを崩さず美しい円軌道で打てる。力が入って急にスイングスピードが上がるようなこともありません。前週の全米女子アマで年下の馬場選手が優勝したことも発奮材料になったと思います。優勝争いの疲れが吹き飛ぶというか、また違うエネルギーを彼女からもらえたのではないでしょうか。(プロゴルファー)

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