琴ノ若「三役に上がりたい」右四つ、押しの新スタイルで父・初代琴ノ若の地位目指す

2022年09月03日 17:07

相撲

琴ノ若「三役に上がりたい」右四つ、押しの新スタイルで父・初代琴ノ若の地位目指す
琴恵光(右)と三番稽古を行った琴ノ若 Photo By 代表撮影
 大相撲の佐渡ケ嶽部屋が3日、秋場所(11日初日、東京・両国国技館)に向けての稽古を報道陣に公開した。幕内・琴ノ若(24)はこの日、幕内・琴恵光(30)と三番稽古を行って11勝3敗。立ち合いからの圧力や土俵際で回り込むうまさを見せた。
 名古屋場所は10日目を終えて7勝3敗で優勝争いに絡んでいながら、部屋に新型コロナウイルス陽性者が出たため途中休場。稽古ができず、体重が10キロ以上減って159キロまで落ちた。「巡業先で先輩たちに“どうした?”“だいぶ痩せたね”と言われた」という。現在は168キロまで増え「場所に向けて戻せる体重には戻った」と問題ない様子だった。

 番付は自己最高位の東前頭2枚目で先場所から据え置き。夏場所は西前頭2枚目で9勝を挙げながらも番付運に恵まれず半枚しか上がらなかった。三役目前で好成績を続けながら足踏みが続き「3場所連続2枚目って珍しいんじゃないですか」と笑う。「先場所チャンスがあっただけに、やっぱり三役に上がりたいですし、師匠に追いつきたい」。父で師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇・初代琴ノ若)と同じ三役に上がることが当面の目標だ。

 父譲りの右四つ左上手の形を得意としているが「最近押し相撲もできるようになってきた。そこは柔軟に考えて新たなスタイルでいきたい」と取り口の幅を広げている。「初代じゃなくて2代目琴ノ若の、また別の形を」と、自分の相撲を追求して父の地位に上がることを目指していく。

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