ラグビー日本代表・松島の新相棒出てこい!“ポスト福岡”へ根塚&メインの若手2人に期待

2022年09月03日 05:30

ラグビー

ラグビー日本代表・松島の新相棒出てこい!“ポスト福岡”へ根塚&メインの若手2人に期待
会見に臨んだ日本代表のジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ Photo By スポニチ
 出てこい、新相棒!日本ラグビー協会は2日、今秋の日本代表候補52人を発表した。WTBではW杯2度出場を誇り、今夏はコンディション不良で選考外だった松島幸太朗(29=東京SG)が約1年ぶりに復帰。リーグワン初代新人賞の根塚洸雅(23=東京ベイ)、FBが本職のメイン平(21=BR東京)も名を連ねた。来年のW杯フランス大会に向け、松島と結成するトライゲッターコンビにも注目が集まる。
 フランスへ羽ばたくもう一つの翼は誰か――。来秋のW杯へ、点取り屋の座を懸けた争いが本格化する。5日からの別府合宿は52人でスタートし、来月のオーストラリアA代表戦前に約40人に絞られる予定。都内で会見したジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)は、松島の復帰を歓迎しつつ「(選手層には)経験のある選手と若手のバランスが必要だ。パフォーマンスを発揮してポジションを勝ち取ってほしい」と奮起を促した。

 求められるのは、若きスピードスターだ。松島とともに19年W杯日本大会で、両ウイングとして活躍した福岡堅樹氏が21年限りで現役引退した。後継者育成が課題で、強化担当の藤井雄一郎ナショナルチームディレクターも「福岡堅樹に代わる選手が出てきてほしい」と待望している。

 候補はともに今夏に初キャップを獲得したばかりの2人。根塚はランスキルが持ち味で、相手ディフェンスラインを突破するラインブレークでは昨季リーグワン最多22回。そのプレースタイルは、元オーストラリア代表SOフォーリー(東京ベイ)が「福岡に似ているかもしれない」と重ね合わせるほどだ。

 メインは本職FBながら、今夏はWTBに挑戦し「ユーティリティーバックスとしていろいろなポジションをカバーしたい」と意欲を示す。奈良・御所実を卒業後、父の母国であるニュージーランドで2年間武者修行し、現地で磨かれたボールキャリーが武器だ。

 今後、根塚とメインには好機での決定力が求められる。全てはW杯に向けた選手層拡大へ「競い合っていかなければならない。モニタリングしていく」とジョセフHC。新たな桜の両翼結成へ、実りの秋にする。 

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