アメフト関大 大勝劇へ導いたのは超レアな珍名RB 一針の存在に注目だ

2022年09月03日 21:14

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アメフト関大 大勝劇へ導いたのは超レアな珍名RB 一針の存在に注目だ
<関大・同大>パスを狙う関大QB須田 (撮影・亀井 直樹) Photo By スポニチ
 【関西学生アメリカンフットボール1部リーグ   関大41―2同大 ( 2022年9月3日    MKタクシーフィールドエキスポ )】 ビッグプレーは時にフィールドの空気さえも変える。V候補の関大が同大に先制を許した直後の第2Q2分41秒。自陣20ヤードからのシリーズで、いきなりRB一針(いちはり)拓斗(4年)が密集を抜け出した。
 一人タックルをかわすと、次の展開を確信できた。「パっと前が開ける絵が見えた。そうなったら、追いつかれない自信があります」。80ヤードの独走TDラン。逆転に導いた1本が重苦しいムードを打開する。続けて8分00秒にRB阪下航哉(2年)がTDラン。11分16秒にエースQB須田啓太(2年)がTDパスを通し、前半で「安全圏」に突入した。

 「試合の流れを変えられるプレーができて良かった」

 昨年までは控え選手。持ち前のスピードに当たりの強さとタックルを外す技術が加わり、エースRB柳井竜太朗主将(4年)に並ぶ存在に成長した。

 「一針」姓は、全国に約50人しかいない超珍名。チームメイトから「イッチー」「ハリー」と呼ばれる最上級生は、はにかんだ顔で打ち明ける。「一度会った人が覚えてくれるので、(名字を)気に入っています」。13年ぶりの甲子園ボウル出場へ、ランプレーのカギを握る男。聖地で活躍すれば、その名前は一気にメジャーになる。

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