山口 貫禄4強、東京五輪金の陳雨菲と準決勝「集中して、我慢していく」

2022年09月03日 05:15

バドミントン

山口 貫禄4強、東京五輪金の陳雨菲と準決勝「集中して、我慢していく」
女子シングルス準々決勝でタイの選手と対戦する山口 Photo By 共同
 バドミントンのジャパン・オープン第4日は2日、大阪市・丸善インテックアリーナ大阪で各種目の準々決勝が行われ、女子シングルスで世界選手権2連覇の山口茜(再春館製薬所)は世界ランキング10位のポルンパウィ・チョチュウォン(タイ)に2―0でストレート勝ちし準決勝に進んだ。男子では西本拳太(ジェイテクト)がチコ・ワルドヨ(インドネシア)を2―1の逆転で下し、4強入り。混合ダブルスの渡辺勇大、東野有紗組(BIPROGY)は香港ペアを2―0で退けた。
 世界女王の山口が貫禄の4強入りとなった。過去6勝4敗のタイ選手に対し、速い展開のラリーに持ち込み、ストレートで勝利。「ラリーが長くなった時に嫌がってしまった」と反省点を確認した。準決勝は先週の世界選手権の決勝でも対戦した、東京五輪金メダルの陳雨菲(中国)と激突。「一本一本集中して、我慢して、積極的に自分からラリーをつくっていきたい」と意気込んだ。

 《西本逆転勝利「踏ん張れた」》男子シングルスでは、西本が最後のとりでとなった。第1ゲームを失ってから執念の逆転勝利。会場の応援に後押しされ「正直、何度も心が折れそうになったが、踏ん張れた」と語った。今大会3戦全て1時間超の死闘を繰り広げている。東京五輪代表の常山幹太(トナミ運輸)が敗れて日本勢対決は実現しなかったが、「それなりの練習を積んできた自信はある。あと2試合死ぬ気で頑張る」と頂点を見据えた。

 《ワタガシ余裕》東京五輪銅メダルの“ワタガシ”は危なげなく準決勝に進んだ。世界ランク7位の香港ペアは過去8勝1敗と好相性だけに東野は「自分たちの形を多くつくれて、自分も前衛で相手より優位に立てた」と振り返った。3戦連続ストレート勝ちで余力を残した状態だが、渡辺は「勝てるように明日また仕切り直して準備したい」と冷静に話した。

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