木下稜 暫定5位浮上 米ツアー挑戦へ再出発、LIV招待出場せず「夢追いかけたい」

2022年09月03日 05:20

ゴルフ

木下稜 暫定5位浮上 米ツアー挑戦へ再出発、LIV招待出場せず「夢追いかけたい」
17番、アプローチショットを放つ木下稜(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 【男子ゴルフツアー フジサンケイ・クラシック第2日 ( 2022年9月2日    山梨県 富士桜CC=7541ヤード、パー71 )】 14位から出た木下稜介(31=ハートランド)は4バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの70で回り通算4アンダーの暫定5位に浮上した。今夏、高額賞金の新ツアー「LIV招待」に出場した影響で年内のPGAツアー出場停止が決定したが、再出発を誓った。日没サスペンデッドのため51選手がホールアウトできず、14番まで消化した岩崎亜久竜(あぐり、24=フリー)が通算6アンダーで単独首位に立った。
 思わぬ形で再出発の舞台となった。光ったのは「パター」。最初のバーディーは6メートルのフックラインを沈めた。15、17番でも2メートルを沈め、バーディーが先行。最終9番では雨の影響で第1打を右の林に入れてOB。最後はダブルボギーも「一番嫌な距離だった」と言う約3メートルをねじ込み、締めくくった。

 今夏、サウジアラビア政府系ファンドが支援する高額賞金の新ツアー「LIV招待」に参戦した頃からパターが不調になった。以後、約10年間愛用したピン型のパターをマレット型に変更。「打ち方を変えるより、パターを替えて実験してみようと。タッチが良くなった」。ようやくグリーン上での安心感が戻ってきた。

 米ツアー挑戦を目標に掲げる。だが先月末、PGAでは「LIV招待」出場組に対し、10月ZOZOチャンピオンシップなど年内のPGAツアー出場停止を決定。木下稜は3戦に出場し、総額8000万円以上を手にしたが、代償も大きかった。「9月以降はLIVには出場せず、夢を追いかけたい」と明言。まずは今週、富士の麓から再出発した。

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