神戸 花園との関西ダービーで今季1勝 山中100キャップ「自分の役割果たせた」

2022年12月25日 06:00

ラグビー

神戸 花園との関西ダービーで今季1勝 山中100キャップ「自分の役割果たせた」
<神戸・花園>後半、ボールを蹴って陣地を回復させる神戸・山中 (撮影・後藤 大輝)  Photo By スポニチ
 【ラグビーリーグワン第2節   神戸58―36花園 ( 2022年12月24日    ユニバ )】 2試合が行われ、神戸が計9トライを決めて花園との関西ダービーを58―36で制し、今季初勝利を挙げた。フル出場したFB山中亮平(34)が、神戸で公式戦100キャップに到達。試合前のロッカールームで流された祝福動画を刺激に躍動した。BL東京は、BR東京との東京ダービーを17―7で制した。
 自身の節目より、山中は神戸の“開幕”を喜んだ。18日の今季初戦で横浜に競り負け、必勝を期した今節。「いい準備ができて、アタックの部分は良くなった。自分の役割はしっかり果たせた」と納得顔。100試合出場には「特にそんな…」と素っ気ない。でも、どうしても負けられない理由があった。

 試合前のロッカールーム。チームスタッフが用意した一本の動画で心が奮い立った。内容は家族や知人からの祝福メッセージ。「それを見て“きょうはミスできない”という感じだった」と背筋が伸びた。的確なキック、パス、ランとピッチを自在に駆けた。3トライのCTBラウマペやSH中嶋、6ゴール13得点のSO李(リ)承(スン)信(シン)の活躍もさることながら、34歳の奮闘がチームに白星を呼び込んだ。

 「課題も多くあるし、シーズンは長い。また次に向けてやる」

 リーグ制覇、そして9月開幕のW杯フランス大会へ、山中はすでに勝負の23年を見据えている。(八木 勇磨)

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