幕下15枚目格付け出し・落合が鮮やか内掛けで3連勝「体がよく反応した」対応力の高さも見せた

2023年01月13日 15:31

相撲

幕下15枚目格付け出し・落合が鮮やか内掛けで3連勝「体がよく反応した」対応力の高さも見せた
<大相撲初場所6日目>明瀬山(手前)に内掛けで勝利した落合(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 【大相撲初場所6日目 ( 2023年1月13日    東京・両国国技館 )】 元高校横綱で昨年の実業団横綱の落合(19=宮城野部屋)が幕内経験者の明瀬山(37=木瀬部屋)を破って3連勝とした。
 左おっつけから得意の左を差して右で浅い上手を引いたが、一枚まわしが伸びて力が出にくい体勢に。大きな相手と胸が合って少し攻め込まれたが、両まわしを引きつけながら左からの内掛けを鮮やかに決めた。

 「頭をつけて相手にまわしを取らせずに攻めたかった」と思い描いていた展開にはならなかった。「どういう形になっても自分が勝つイメージできるまで頭の中でシミュレーションしていた。一番なりたくなかった形になってしまった」。不利な体勢になったが慌てずに次の策に講じた。「体がよく反応した」と、これまでに試合や稽古であまりやったことのないとっさの内掛け。持ち味のスピード、パワーに加えて器用な足技まで繰り出し、対応力の高さを見せた。

 対戦相手の明瀬山は、幕内経験のある37歳。落合が小学1年生だった頃から関取として活躍していた大ベテランだ。「デビュー場所から明瀬山さんと戦わせていただけることが凄くありがたかったです」。18歳上の実力者を破って自信を深めながらも「一喜一憂せず、残り4番あるので集中したいです」と気を引き締めた。

 幕下15枚目格付け出し力士のデビュー場所3連勝スタートは、鳥取城北高の先輩で同じ実業団横綱の逸ノ城(29=湊部屋)以来9年ぶり。どこまで星を伸ばしていくか、今後も多くの注目が集まる。

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