十両・金峰山が勝ち越し「手がよく伸びた」長身から繰り出す突っ張りは元横綱・曙をほうふつ

2023年01月16日 16:20

相撲

十両・金峰山が勝ち越し「手がよく伸びた」長身から繰り出す突っ張りは元横綱・曙をほうふつ
<大相撲初場所9日目>武将山(右)を押し出しで下す金峰山(撮影・久冨木 修) Photo By スポニチ
 【大相撲初場所9日目 ( 2023年1月16日    東京・両国国技館 )】 十両3場所目のカザフスタン出身・金峰山(25=木瀬部屋)が武将山(27=藤島部屋)を破って8勝目を挙げ、勝ち越しを決めた。
 突き押しの手がよく伸び、押し相撲の武将山の上体を起こして一気に前に出て攻めきった。「手がよく伸びた。体が動いている」と好調を実感。2桁勝利や新入幕へと期待が高まる残り6日へ「ケガしないように頑張りたい」と控えめに意気込んだ。

 今場所は持ち味の突っ張りがよく出ている。1メートル92の長身で手が長く、他の力士からは「腕の伸び方が独特」と恐れられている。これまでは四つに組んで力強さを発揮することもあったが、師匠の木瀬親方(元幕内・肥後ノ海)の助言を受けて突き押しに専念。元横綱・曙をほうふつさせるような長身から繰り出す突っ張りで今場所白星を積み重ねた。

 あす10日目は、大学時代にしのぎを削った同学年の欧勝馬(25=鳴戸部屋)と対戦。全勝で十両の優勝争いを独走する朝乃山(29=高砂部屋)を、1差で追走していく。

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