【白鵬引退相撲】川副が幕下以下トーナメントで優勝 “怪物”落合に兄弟子の意地見せた

2023年01月28日 15:34

相撲

【白鵬引退相撲】川副が幕下以下トーナメントで優勝 “怪物”落合に兄弟子の意地見せた
幕下・三段目トーナメント戦で川副(右)に敗れた落合(代表撮影) Photo By 代表撮影
 白鵬引退宮城野襲名披露大相撲が28日、東京・両国国技館で行われた。
 オープニングセレモニー直後のプログラムは、宮城野部屋の幕下・三段目力士8人によるトーナメント。所要1場所での史上最速新十両昇進が決まっている落合(19)や元学生横綱の川副(23)ら期待の力士たちが激戦を繰り広げた。

 国技館の本土俵で、本場所では見られないハイレベルな取組が数多く展開された。準決勝に進出したのは川副、大谷、落合、向中野の4人。川副―大谷の日大同期対決は、川副が183キロの大谷をもろ差しからつり上げるようにして寄り切った。落合―向中野の鳥取城北高OB対決は、1学年後輩の落合が左四つから相手の下手を切る技術を見せ、右上手を引いて前に出て寄り切った。

 決勝に進んだのは川副と落合。幕下15枚目格付け出し同士の夢の対決が実現した。落合が頭をつけて左おっつけで横から攻めていくと、右前ミツをつかんだ川副が出し投げで素速く回り込んで体を入れ替えて一枚まわしで寄り切った。「前ミツが取れていたから勝てた」と、稽古場で勝ち越すことが多いという4歳年上の兄弟子が意地を示す形に。落合に関取昇進で先を越され、悔しい思いをしていただけに気合の入った一番だった。優勝した川副は「本場所で対戦したい」と、今度は優勝決定戦で戦うことを望んだ。

 ▽1回戦
川副(上手投げ)雷鵬
大谷(寄り切り)宝香鵬
落合(上手出し投げ)千鵬
向中野(押し出し)大ノ蔵

 ▽準決勝
川副(寄り切り)大谷
落合(寄り切り)向中野

 ▽決勝
川副(下手出し投げ)落合

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