16歳安楽宙斗連覇 決勝8人で唯一の完登 8月の世界選手権で表彰台ならパリ五輪代表
2023年04月10日 04:39
スポーツクライミング
今大会は楢崎智亜(無所属)や緒方良行(B―PUMP)、藤井快(無所属)、楢崎明智(日新火災)ら実力者がそろっただけに優勝した意味は大きい。昨年は世界ユース選手権のリードで優勝。成長を続け、誰もがほしい世界切符もつかみ取った。
8月の世界選手権で表彰台に上がれば、パリ五輪の日本代表にも決まる。「正直、もうこれ(優勝)で五輪に出たいんですけど…」と笑った安楽は「出られたら結果を出したい」と続けた。世界屈指の実力を誇る日本のクライミング界に新星が現れた。
◇安楽 宙斗(あんらく・そらと)2006年(平成18)11月14日生まれ、千葉県八千代市出身の16歳。八千代高2年。小学2年の6月ごろに近所のクライミングジムに足を運び、競技にのめり込んだ。昨年8月の世界ユース選手権はリードで優勝、ボルダーで3位。1メートル65。