【春巡業神栖場所】高安が野球少年時代の思い出明かす 神栖で忘れられないバックスクリーン弾

2023年04月30日 16:46

相撲

【春巡業神栖場所】高安が野球少年時代の思い出明かす 神栖で忘れられないバックスクリーン弾
ぶつかり稽古で霧馬山(右)に胸を出す高安(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲春巡業は30日、茨城県神栖市の「かみす防災アリーナ」で最終日を迎え、約5000人の大観衆が詰めかけて盛り上がりを見せた。
 地元・茨城県出身の幕内・高安(33=田子ノ浦部屋)は、忘れられない神栖市での思い出を明かした。野球少年でリトルリーグに所属していた高安は、小学校6年生の頃「試合で神栖に来ていた。その時ホームランを打ったことが凄く思い出に残っています」と懐古。当時から体が大きく、チームの主軸を担うスラッガーだったが、その試合では8番に打順を下げていた。自信になる一発はよほどうれしかったのか「真ん中高め、バックスクリーンに運ぶ先制ソロ。気持ちよかったですね」と20年以上昔のこととは思えないほど鮮明に記憶していた。

 この日の稽古では、関脇・霧馬山(26=陸奥部屋)にぶつかりで重い胸を出してかわいがった。「強い人の当たりを受けて感化されますし、前向きな気持ちになりました」。この日は申し合いには参加しなかったが、今回の巡業でも精力的に稽古に励んで夏場所(5月14日初日、東京・両国国技館)へ向けて調整。「場所で結果を出すことが全てなので、自分の体と向き合いながらベストを尽くしました」と充実感を得た。

 今場所から、番付発表後も初日直前まで出稽古が可能に。「強くなるためには強い力士とやって結果を出せるように、積極的に行きたいですね」。初日まで2週間、仕上げの出稽古に意欲を高めた。

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