レイカーズ、125点大勝で下克上1回戦突破 第2シード撃破!八村、日本人初8強 準決勝も「気抜かず」

2023年04月30日 04:52

バスケット

レイカーズ、125点大勝で下克上1回戦突破 第2シード撃破!八村、日本人初8強 準決勝も「気抜かず」
〈レーカーズ・グリズリーズ〉ダンクシュートを決めるレーカーズ・八村(AP) Photo By AP
 【西カンファレンスプレーオフ1回戦   レーカーズ125―85グリズリーズ ( 2023年4月28日    ロサンゼルス )】 西カンファレンスのプレーオフ(PO)1回戦(7回戦制)が行われ、第7シードのレイカーズが本拠地で第2シードのグリズリーズとの第6戦に125―85で大勝し、対戦成績を4勝2敗として突破を決めた。八村塁(25)は21分49秒プレーして6得点、4リバウンド。日本人として初めてPOを勝ち上がり、準決勝ではキングズ―ウォリアーズの勝者と対戦する。
 終了のブザーが鳴ると、八村が仲間と喜びを分かち合った。日本選手として初めてPO1回戦を突破。大差がついた試合終盤をベンチで見守り「メンフィスでの第5戦で勝てなかったが、今日勝てて良かった。優勝を狙えるチームにいられてうれしい」と実感を込めた。

 第1Q残り5分12秒から出場し、残り4分8秒に右手でダンクを記録。得点は1桁に終わったが、ブロックショットやスチール、ルーズボールへの執着心など守備で貢献した。今POは第1戦で29得点をマーク。96年にマジック・ジョンソンが記録した26得点を上回るチームのベンチプレーヤーによるPO最多得点を樹立した。

 第2、3戦も2桁得点を挙げる活躍を見せた。直近3試合は1桁得点だったが、今POは1試合平均14・5得点、4・7リバウンド、3点シュート成功率52・4%と躍動。「(相手が)僕を抑えるようになった。攻撃で脅威な存在になることで、チームメートがフリーになれた。守備でも活躍できている」と胸を張った。

 チームはファイナルを制した20年以来、3年ぶりに1回戦を突破した。現行制度となった03年以降、第7シードが第2シードを破るのは10年のスパーズ以来13年ぶり2度目の快挙。準決勝は第3シード・キングズと第6シード・ウォリアーズの勝者と激突する。八村は「気を抜かずにやっていきたい。しっかり体をケアして、次のラウンドに臨みたい」と視線を上げた。NBAのPOは競技を始めた中学時代から夢見た舞台。心躍る戦いは、まだ終わらない。

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