ネッツのシモンズがオーストラリア代表入りを希望 W杯の日本戦ではチームメートの渡辺と対戦?

2023年05月06日 09:22

バスケット

ネッツのシモンズがオーストラリア代表入りを希望 W杯の日本戦ではチームメートの渡辺と対戦?
オーストラリア代表入りを示唆したネッツのベン・シモンズ(AP) Photo By スポニチ
 今季NBAネッツで42試合に出場(先発33試合)した208センチのポイントガード、ベン・シモンズ(26)が、8月末に開幕するバスケットボール男子のW杯にオーストラリア代表として出場する可能性が出てきた。スポーツ専門局のESPNが関係者の話として伝えているもので、本人が自身初となる代表入りを希望。ブライアン・ゴージアン監督(69)もシモンズと密に連絡を取り合っていることを認めている。
 東京五輪で銅メダルを獲得しているオーストラリアは日本の沖縄で1次リーグを行うE組に入っており、ドイツ、フィンランド、日本と対戦。シモンズが代表入りした場合、8月29日の日本戦ではネッツに在籍している渡辺雄太(28)と今度は敵同士となって顔を合わせることになる。

 シモンズはメルボルンの出身で米国のルイジアナ州立大で1年プレーしたのちに2016年のNBAドラフトで全体トップ指名を受けて76ers入り。初年度は故障で全休となったが、2017年シーズンで新人王となり、実働2年目となった2018年シーズンには平均34・2分の出場で自己最高の16・9得点、8・8リバウンド、7・7アシストをマークしていた。

 しかし腰を痛めて再び全休となった2022年2月にジェームズ・ハーデン(33)らとの交換でネッツへトレードで移籍。今季に復帰したもののレギュラーシーズンの残り23試合を欠場するなど故障がちで満足なプレーはできなかった。

 シモンズはパスさばきとドリブルワークに優れた超大型のポイントガード。そのサイズからインサイドでフォワード的なプレーもこなしてしまうが、利き手の左腕のひじが外側に曲がってしまうというシューティング・フォームの欠点のために3点シュートどころかミドルのジャンプシュートも打てず、今季は26・3分の出場で6・9得点、6・3リバウンド、6・1アシストと個人成績は大幅にダウンしている。最大の弱点となってしまったフリースローの今季の成功率は自己ワーストの43・9%。仮にシモンズがコート上にいた場合、日本はシモンズをフリースローに追い込む策を“引き出し”に入れておく必要があるかもしれない。

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