「ストレッチで痩せる」は難しい!その理由と、ダイエット効果を最大化するやり方

2023年06月22日 12:00

「ストレッチで痩せる」は難しい!その理由と、ダイエット効果を最大化するやり方
ストレッチで痩せる、代謝がアップするといった話をよく聞きますが、その効果はどれほどのものでしょうか。 ダイエットを成功に導くには、栄養バランスのよい食事と適切な運動が大切ですが、ストレッチだけで痩せることは可能なのでしょ […]

ストレッチで痩せる、代謝がアップするといった話をよく聞きますが、その効果はどれほどのものでしょうか。

ダイエットを成功に導くには、栄養バランスのよい食事と適切な運動が大切ですが、ストレッチだけで痩せることは可能なのでしょうか。

パーソナルトレーニングジムWiLLのパーソナルトレーナー・佐藤喜一さんに、ストレッチのダイエット効果を聞いてみました。

ストレッチだけで体重を落とすことはできる?

残念ながら、ストレッチ だけで体重を落とすことはできません。

ダイエットとは食事療法を指すので、体重を減らしたければまず食事を見直すことは絶対に必要です。

ストレッチだけで痩せることはできる?

こちらも残念ですが、ストレッチだけで見た目を痩せさせることもできません。

痩せて見えるためには、食事を見直して体重を減らすことが重要です。ただし、筋トレをプラスして体を引き締めることで痩せて見えることはあります。

ストレッチは、筋トレ前に関節の可動域をあげる、筋トレ後に疲労をとるために行うと考えたほうが、筋トレの効果も向上し、痩せて見えるという目的に近づくでしょう。

ストレッチだけで体脂肪を落とすことはできる?

こちらも同様に、ストレッチだけで体脂肪を落とすことはできません。

体脂肪を落とすには、食事の改善をすることです。筋トレや有酸素運動などの運動をプラスすることによって、脂肪燃焼は促進されます。

和食

ストレッチだけで代謝アップできる

普段まったく運動をしないという人であれば、多少の代謝アップは考えられますが、代謝を上げて痩せやすい体にするには、ストレッチだけでなく筋トレなどの運動が必要です。

ストレッチがもつ本来の効果とは

筋トレ前に行うことで、以下の効果が期待できます。

  • 関節の可動域を上げる
  • 体温(筋肉の温度)を上げ運動ができる体にする
  • 筋トレ後や日常生活で行うと、疲労回復や体をリラックスさせる効果が期待できます。

ダイエットにおすすめのストレッチ方法

ダイエットを手助けする「ワールド・グレイテスト・ストレッチ」を紹介します。

やり方

立位の姿勢から大きく一歩踏み出し、両手を床につきます。このとき、頭からかかとまで一直線になるように意識しましょう。

直立

右手を(左足なら左手)外側にし、右足(左足が前なら左足)を伸ばします。ゆっくり3回呼吸をしましょう。

大きく一歩踏み出し両手を床についている

上体を起こし、伸ばしている側の膝を真下に降ろします。ここでもゆっくり3回呼吸をしましょう。

上体を起こす

はじめの姿勢に戻ります。またゆっくり3回呼吸をしましょう。

ランジ

交互に10回を目安に行います。

ストレッチダイエットのやり方

ストレッチをダイエットに役立てる場合、どんなことに注意すると効果的なのでしょうか。

ダイエット中は、大きい筋肉を中心にストレッチしよう

お尻など、大きい筋肉を中心にストレッチすることをおすすめします。

また、姿勢が悪くなると代謝も悪くなってしまうので、猫背の原因となる鎖骨まわりや胸部のストレッチに加えて、肩甲骨まわりの筋肉を刺激するエクササイズをプラスするとさらによくなります。

2人の女性がストレッチ

いつ、どんなタイミングで行うのがおすすめ?

筋トレ前・筋トレ後に行うとよいでしょう。

また、リフレッシュしたいときは仕事の合間に、体の疲労を取りたいときはお風呂に入って就寝する前に行うのがおすすめです。

どれくらい継続すれば変化が感じられる?

個人差があるので明確には言えませんが、1か月の人もいれば3か月の人もいると思います。

目安として、3か月で変化が感じられないときは、専門家の人にアドバイスをもらいましょう。

ストレッチの効果をしっかり出すための共通ポイント

ストレッチ をしている筋肉や箇所を意識することが大切です。そしてこれを継続することも大切になります。

“3日坊主も100日続けば約1年”の精神で継続しましょう。

プロフィール
佐藤喜一(さとう・きいち)
パーソナルトレーニングジムWiLL代表。鍼灸師としての医学的観点とトレーナーとしての科学的視点をかけ合わせ「あなた本来の身体」へ導くパーソナルトレーナー。トップアスリート、アーティスト、モデル、俳優などのトレ―ニング&コンディショニングを担当。これまでの経験をもとに、トレーニングと鍼灸で1000名以上の身体の悩みを抱える方々のサポートを行う。はり師・きゅう師、NSCA-CPT(認定パーソナルトレーナー)、FMS Level1、テクニカ・ガビラン認定者。

記事協力
WILLパーソナルジム https://www.willgym.jp/

<Edit:編集部>

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