地方場所の風物詩、相撲列車が3年ぶり復活 大の里らが名古屋入り

2023年06月25日 17:38

相撲

地方場所の風物詩、相撲列車が3年ぶり復活 大の里らが名古屋入り
浴衣姿で名古屋入りする力士たち=JR名古屋駅で Photo By 代表撮影
 大相撲名古屋場所(7月9日初日、名古屋市ドルフィンズアリーナ)の番付発表を翌日に控えた25日、幕下以下の力士が新幹線の団体列車で名古屋入りした。
 年3回の地方場所の風物詩でもある「相撲列車」はコロナ禍で20年2月を最後に運行されていなかったが、感染対策の緩和に伴い3年ぶりに復活。午後3時すぎ、約200人を乗せた「ひかり645号」がJR名古屋駅に到着し、車内から浴衣姿の約200人が現れると利用客らの歓声が至るとろこで上がった。夏場所でデビューし初乗車の幕下・大の里(二所ノ関部屋)は大勢のファンに囲まれ、記念撮影などのファンサービスに大忙し。「(車内は力士で)ぎゅうぎゅうで、独特ですね」と感想を述べ「まだ日にちもあるので場所までじっくり調整していきたい」と初の名古屋場所への意気込みを話した。

 原則十両以上の関取は別行動だが、名古屋場所で新十両昇進を決めた幕下・勇磨は乗車。ファンから祝福の言葉をかけられ照れくさそうにしながらも「(相撲列車は)久しぶりの感覚ですね。ここまでいい調整ができました。今年から新しい宿舎になるので頑張ります」と気合を示していた。

 引率の佐ノ山親方(元幕内・天鎧鵬)は「お相撲さんが来ることを知っていただいているお客さんがすごくいらして、気温以上にお客さんの熱を感じました。他の部屋の力士同士で顔を合わせると、いよいよ場所が始まるなと思う。夏の風物詩ですね。(今日の力士たちは)みんな気合が入っていましたね」と話した。

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