【陸上】多田修平は10秒21で準優勝「自分の道を貫いて走りたい」休養経て完全復活へ一歩

2023年06月25日 16:41

陸上

【陸上】多田修平は10秒21で準優勝「自分の道を貫いて走りたい」休養経て完全復活へ一歩
<布勢スプリント2023>男子100m決勝、優勝を果たした鈴木涼太(左)と2着の多田修平(中央)、3着の成島陽紀(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 【陸上・布勢スプリント ( 2023年6月25日    鳥取・ヤマタスポーツパーク陸上競技場 )】 男子100メートル決勝は、鈴木涼太(スズキ)が10秒17(追い風1・7メートル)で制した。東京五輪代表の多田修平(住友電工)は10秒21で2位に入った。
 一時休養を挟んで先月の関西実業団で復帰した多田は、復帰2戦目のレース。「スタートが遅い。欲張って10秒1台を出したかった」と振り返りつつも「吹っ切れた」と復活への糸口をつかんだ。

 4月の織田記念後に精神面の不調を理由に2週間ほど走らず、日本選手権も欠場した。東京五輪400メートルリレーでのバトンミスやネット上で叩かれたことも影響し、知らず知らずのうちに精神的に疲弊していた。2週間ほどの休養期間は大学時代の友人などと食事に出かけ「頑張りすぎ」「もっと休んだ方がいい」となぐさめられたという。

 再び走り始めたのは「周りに感化されたから」。同じ五輪リレーメンバーだった桐生祥秀(日本生命)が10秒03の好タイムを出し、刺激を受けた。「みんなが活躍すると励みになる。またリレーを組みたい」と言い「自分の道を貫いて走りたいと思った」と語った。

 桐生からは「休養期間、短っ!お互い頑張っていこう」と連絡を受けたと言い、この日は10秒34でB決勝1位だった山縣亮太(セイコー)からも「来年に向けて一緒に頑張ろう」と声をかけられたという。周囲からも刺激を受け「やっと殻が破れそう」と前向きに語った。

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