国士舘大が16年ぶり7度目の優勝 副将・斉藤立の勝利で決める 柔道全日本学生優勝大会

2023年06月25日 15:21

柔道

国士舘大が16年ぶり7度目の優勝 副将・斉藤立の勝利で決める 柔道全日本学生優勝大会
<柔道全日本学生優勝大会最終日>国士舘大の16年ぶり7度目の優勝を自らの勝利で決め、ベンチで感極まった表情を見せる斉藤立(中央) Photo By スポニチ
 【柔道全日本学生優勝大会最終日 ( 2023年6月25日    東京・日本武道館 )】 体重無差別の7人制で争われる男子の決勝で、国士舘大が6連覇中だった東海大を3―0で破り、16年ぶり7度目の優勝を果たした。100キロ超級で来年のパリ五輪代表最有力候補の斉藤立(4年)も、学生最後の優勝大会で悲願の優勝に貢献した。
 2回戦から登場した国士舘大は準決勝で天理大を破るなど順当に決勝に進出。決勝では過去最長タイの7連覇に挑んだ東海大を3―0で下した。1―0で7人中6番目となる副将で登場した斉藤も、100キロ級の中村雄太(3年)を相手に3分7秒、相手に3つめの指導を引き出し反則による1本勝ち。大将戦を残し、自らの勝利で大学日本一を決めた。

 斉藤にとって苦い思い出になったのが、3年生だった昨年度の大会だ。東海大と対戦した決勝は本戦で1―1と決着が付かず、代表戦に突入。国士舘大の期待を一身に背負って代表戦を任された斉藤だが、自身よりも70キロも軽い90キロ級の村尾三四郎(現JESグループ)と延長戦の末、寝技で一本を奪われ敗戦。その後は「あの頃は病み期だった」と振り返るほどの屈辱を味わってから1年。ついに学生柔道界最高のタイトルを手に入れた。

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