111キロの輝鵬が187キロの大奄美を吊った!「みんな迷って迷って」変幻自在の取り口で7勝目

2023年07月18日 19:55

相撲

111キロの輝鵬が187キロの大奄美を吊った!「みんな迷って迷って」変幻自在の取り口で7勝目
<名古屋場所10日目>大奄美(左)をつり上げ、寄り切る輝鵬(撮影・成瀬 徹) Photo By スポニチ
 【大相撲名古屋場所10日目 ( 2023年7月18日    愛知・ドルフィンズアリーナ )】 新十両・川副改め輝鵬(24=宮城野部屋)が大奄美(30=木瀬部屋)を破って7勝目を挙げた。
 立ち合いまっすぐ当たって右差し左おっつけで相手の右差しを封じ手からもろ差しになると、自身より76キロ重い相手を正面から吊り上げて前に出て寄り切った。「前ミツ狙いでいったけど、ああなったら吊るしかないですね」。高校時代から何度も繰り出している得意技の一つで「力で吊っているわけではない。おなかに乗せて、小さいからこそできる吊り」と胸を張った。

 これで7日目から4連勝。7日目は土俵際の突き落とし、8日目は立ち合い変化、9日目は一気の押しと、変幻自在な取り口を見せている。「何してくるか分からない不思議な力士っていうのもいいかな」と話していた通りになり「みんな迷って迷って、いいんじゃないですか」と笑顔を見せた。

 初めて臨む15日間の戦いも、これで中盤戦が終了。「強い人ばかりでお客さんも多くて緊張していたけど、日に日に力に変えられている」と十両の土俵にも慣れてきた。「今みたいに一日一番集中していけば勝ち越せるんじゃないか」と手応えも得た。

 対戦相手の大奄美は日大の7年先輩にあたる。ここまで英乃海、紫雷、對馬洋とも顔が合っており、大学の先輩との対戦はこの日が今場所4度目だった。「日大(の先輩)と何回当たるんだって感じですね(笑)。でもこれが伝統校の証拠ですね」。多くの先輩たちと肩を並べる地位まで番付を上げたことを、改めて実感していた。

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