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新入幕・伯桜鵬が勝ち越し王手 アメフト花田秀虎から刺激「お互いアスリートとして盛り上げていけたら」

2023年07月18日 20:41

相撲

新入幕・伯桜鵬が勝ち越し王手 アメフト花田秀虎から刺激「お互いアスリートとして盛り上げていけたら」
<名古屋場所10日目>押し出しで琴恵光(左)を破る伯桜鵬(撮影・成瀬 徹) Photo By スポニチ
 【大相撲名古屋場所10日目 ( 2023年7月18日    愛知・ドルフィンズアリーナ )】 所要3場所の最速新入幕を果たした落合改め伯桜鵬(19=宮城野部屋)が琴恵光(31=佐渡ケ嶽部屋)を破って7勝目を挙げ、勝ち越し王手とした。
 立ち合い右から張られたが、かまわず左差し右上手の得意の形で一気に前に出て寄り切り。相手の張り差し狙いは「頭に入っていた。思ったより速かったのでびっくりした」としながらも「速い相撲を取りたかった」と理想の相撲で琴恵光を圧倒した。

 前日は、体の大きな大翔鵬の圧力に屈して完敗。「負けた相撲は勝った時の倍ぐらい見直す」と自身の取組映像を見て反省し、修正につなげた。対戦相手の研究は、初土俵時から欠かさずに行っている。「幕内は本当に全員がバケモノなので、その中で勝つためにはそういう細かいところからやっていかないと」。入念な研究でここまで白星を7つ積み重ねた。あす11日目で勝ち越しを決めれば、同じく所要3場所で昇進した新入幕場所の11日目で8勝目を挙げた遠藤に並ぶ“幕内最速勝ち越し”となる。

 この日、日体大相撲部出身の元アマチュア横綱でアメリカンフットボールに転向した花田秀虎(21)が、NCAA(全米大学体育協会)1部のコロラド州立大への入学を発表した。2学年違いの伯桜鵬は花田と高校時代から親交があり「アスリートとしても人としても尊敬している」という。今場所前には着物の帯をプレゼント。日本人初のNFL入りを目指す友人に「アメリカで浴衣に帯にスニーカーを履いて生活してほしい」とエールを贈った。そして「自分も負けたくない。お互いアスリートとしてライバルとして盛り上げていけたら」と共闘を誓った。

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