日大アメフト部寮内で大麻使用か 危険タックルから5年…再び大学激震 すでに聞き取り調査、警察にも相談

2023年08月01日 23:59

アメフト

日大アメフト部寮内で大麻使用か 危険タックルから5年…再び大学激震 すでに聞き取り調査、警察にも相談
東京・中野区にある日大アメリカンフットボール部寮 Photo By スポニチ
 日大アメリカンフットボール部の部員が、東京都中野区の寮内で大麻を使用しているとの情報があり、大学側が調査していることが1日、関係者への取材で分かった。日大は大学アメフトの強豪。関東学生連盟も情報を把握しており、大学側に報告を求めている。
 この日夜、寮には部員とみられる学生が出入りしていた。外に出て来た学生は取材に応じることなく、足早に立ち去った。

 大学側は現役部員だけでなく、監督、コーチ、退部者にも聞き取り調査を行っているという。すでに警察にも相談しており、7月下旬には部の保護者会も開き、状況を説明している。現在は、全体練習を中止している。

 日大アメフト部は大学王者を決める甲子園ボウルで21度の制覇を誇る。2018年5月、当時20歳の守備選手が試合中、無防備だった関学大の選手に危険なタックルを見舞い負傷させた。その場面は映像に残っており列島に衝撃が走った。

 守備選手はその後の会見で「監督が“相手のQB(クオーターバック)を1プレー目でつぶせば(試合に)出してやる”と言っているとコーチから伝えられた」などと告発。当時の監督、コーチが反則行為を指示したかどうかを巡り、「悪質タックル」が社会問題化した。関東学生連盟は、監督とコーチの2人を永久追放に相当する「除名」処分とすることを発表した。一方、守備選手と監督、コーチは傷害容疑で刑事告訴されていたが起訴は見送られた。

 同部は再建に尽力した前監督が21年夏に退任し、昨季まで2季連続で関東大学リーグ1部上位「TOP8」で8チーム中7位と苦戦している。

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