元日本代表フッカー木津武士が現役引退「めっちゃ楽しいラグビー人生でした」15年W杯の歴史的3勝に貢献
2023年08月01日 10:01
ラグビー
花園ラグビー場のある東大阪市出身の木津は88年生まれ。中学時代にラグビーを始めると、大阪・東海大仰星高(現東海大大阪仰星高)では現日本代表の山中亮平(神戸)らとともに、06年度の全国高校ラグビー大会優勝を経験。東海大では現日本代表のリーチ・マイケル、三上正貴(ともにBL東京)らとともに全国大学選手権準優勝を経験するなど、黄金世代の一翼として活躍した。
11年に神戸製鋼(現神戸)に進み、トップリーグで活躍。学生時代の09年11月のカナダ戦で初キャップを獲得した日本代表でも、15年W杯で全4試合に出場するなど、歴史的な3勝に貢献。16年11月のアルゼンチン戦まで、通算44キャップを獲得した。またスーパーラグビーのサンウルブズでもプレーし、18年以降は日野に所属していた。
小中学生時代は相撲に励み、角界からも多く誘いを受ける存在だった。また近隣の“やんちゃ”たちを無双したというエピソードを持つ。生粋の関西人らしくラグビー界一のトーク力の持ち主でもあり、世紀の番狂わせを起こした15年W杯の南アフリカ戦では、最後のペナルティーでのスクラム選択について「(自身のスローイングが)真っ直ぐいかずに反則を取られたら、日本に帰れへん。だからリーチに“スクラムいこう”と言った」と嘘か真かのエピソードを披露したこともあった。
リーチとは今も固い絆で結ばれており、長年日本代表の主将を務めてきた盟友が精神的に参っている時には、求めに応じて来訪。お互いにコーヒーを片手に、1時間以上もしゃべりっぱなしの木津のトークの聞き役に徹することが、リーチにとっては最高の癒やしだった。
多くの仲間と、汗と涙と笑いを共有した20年間の現役生活だった。
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