松山英樹 PO第2戦滑り込み 猛チャージ1イーグル4バーディー65で16位

2023年08月15日 04:43

ゴルフ

松山英樹 PO第2戦滑り込み 猛チャージ1イーグル4バーディー65で16位
最終ラウンド、18番でショットを放つ松山英樹 Photo By 共同
 【米男子ゴルフツアーフェデックス・セントジュード選手権最終日 ( 2023年8月13日    テネシー州TPCサウスウインド=7243ヤード、パー70 )】 38位から出た松山英樹(31=LEXUS)は1イーグル、4バーディー、1ボギーの65と伸ばし、通算9アンダーで16位に入った。年間ポイントランク57位から47位に浮上。上位50人が進むプレーオフ第2戦のBMW選手権(17日開幕)に10年連続で進出した。ルーカス・グラバー(43=米国)が通算15アンダーで並んだパトリック・カントレー(31=米国)とのプレーオフを制し、前週に続くツアー通算6勝目を手にした。
 ここで終わるわけにはいかなかった。プレーオフシリーズ第2戦進出圏外で迎えた終盤、松山は「諦めなかった」と勝負強さを見せた。終盤6ホールで5つスコアを伸ばす猛チャージで4日間でベストの65。世界最高峰のツアーで上位50人しか出場できない、BMW選手権に歩を進めた。

 「なかなか思うようにプレーできなかったけど、最後に諦めずにやった成果が出たかな。今やれることはやったつもり。ちょっとやりきった感はある」

 今季はケガもあってこの大会をポイントランク57位で迎えた。上位に食い込まなければ、シーズン終了となるサバイバル。“圏外”から最終日をスタートも、12番までイーブンパーと停滞した。それでも黙々と一打に向き合う。13、15番でバーディーを奪って勢いに乗ると、悪天候による約90分の中断でも動じない。「3つ伸ばさないとチャンスはない」。16番パー5で200ヤードをピン手前2・5メートルに2オンさせてイーグル。結果論ではあるが17番で3・5メートルのチャンスをねじ込んで“圏内”に食い込んだ。

 松山は継続中の記録では最長の9年連続でプレーオフ最終戦に進出している。10年連続の記録更新への強い思いがある。最終戦の枠はわずか30人。「来週4日間も、このラウンドの最後のようなゴルフをしないと」。さらなる熾烈(しれつ)な戦いへと視線を向けた。

 ▽プレーオフシリーズ レギュラーシーズンの「フェデックスカップ・ポイント」(年間ポイント)のランキングで上位70人のみが出場できるエリートフィールド。3試合で構成され、初戦終了時にランク上位50人、第2戦終了時に同30人と最終戦に向けて人数が絞られる。最終戦のツアー選手権はハンディキャップ制でポイントランク1位は10アンダー、2位が8アンダーなど順位によって定められたスコアから競技をスタート。最終戦の優勝者は年間王者となり、1800万ドル(約26億円)のビッグボーナスや5年のツアーシードが付与される。

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