【世界陸上】広中7位入賞 緩急厳しい流れを耐え抜き、ラスト1周猛スパート「大きな一歩に」

2023年08月20日 04:25

陸上

【世界陸上】広中7位入賞 緩急厳しい流れを耐え抜き、ラスト1周猛スパート「大きな一歩に」
女子1万メートルで7位入賞の広中は日の丸をバックに笑顔が咲く(AP) Photo By AP
 【陸上・世界選手権第1日 ( 2023年8月19日    ハンガリー・ブダペスト )】 女子1万メートルで東京五輪7位入賞の広中璃梨佳(JP日本郵政G)が7位入賞を果たした。序盤のスローの流れを我慢し、ラスト1周でスパート。今季自己ベストとなる31分35秒12で7位に滑り込み、入賞を果たした。7位が決まった瞬間、広中は両手を天に突き上げて喜んだ。
 広中は「また、この世界陸上に挑戦できたこと、スタートラインに笑顔で立てたことが1つ、自分の中でも大きな一歩となりました。ここで入賞ができたので、5000メートルもチャレンジする気持ちで頑張りたい」と晴れやかな表情。「ラストはどうなるか、入賞ラインに届いているのか、自分でも全然分からない状況だった。1つでも前へという気持ちで必死にもがきました」と明かした。

 広中は前回のオレゴン大会でも1万メートルに出場。日本歴代2位(当時)となる30分39秒71をマークして12位となっていた。ただ、今年の前半は調子が上がらず、6月の日本選手権は5000メートルでまさかの21位。これで気持ちが切り替わったのか、7月のホクレン大会で5000メートル1位。V字回復を果たし、勇躍ブダペストへと乗り込んだ。

 広中は5日の女子5000メートルにも田中希実とともに出場する。

おすすめテーマ

2023年08月20日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム