【世界陸上】20キロ競歩の日本、3大会ぶりメダルなし 古賀12位が最高 号砲2時間遅れ、波乱のレース

2023年08月19日 19:09

陸上

【世界陸上】20キロ競歩の日本、3大会ぶりメダルなし 古賀12位が最高 号砲2時間遅れ、波乱のレース
古賀友太 Photo By スポニチ
 【陸上・世界選手権第1日 ( 2023年8月19日    ハンガリー・ブダペスト )】 陸上の世界選手権が19日、ハンガリー・ブダペストで開幕し、最初の決勝種目となった男子20キロ競歩で、古賀友太(24=大塚製薬)が1時間19分2秒で日本勢最上位の12位だった。この種目で日本勢がメダルなしに終わるのは17年大会以来、3大会ぶりとなった。
 「トップと競いあえたのは楽しかった。ラスト5キロで離れてしまって、自分の弱さが出た。(入賞に届かず)悔しい思いもある」

 現地時間午前8時50分(日本時間午後3時50分)号砲予定だったが、雷雲接近などの天候を考慮して2時間遅れでスタート。「初めての経験だったけど、みな同じ条件なので」。ウオーミングアップを終えた段階でスタートが遅れる波乱のレースで力を振り絞った。「どこまで通用するか楽しみ」と語っていたように、気負いや緊張はなかった。「日本代表の選手たちはメダルや入賞している。そこに私も続きたい」と気概は十分だった。

 両足が地面から離れる反則「ロス・オブ・コンタクト」をなくすために歩型技術を磨いてきた。後ろでさばく歩き方の重心を前方向に持ってながら25~30キロを歩き込む日もあった。代表の先輩たちから「練習がそのまま出る」と世界舞台へ向けての助言を受け、成長を目指してきた。

 明大時代に出場した19年ユニバーシアードでともに出場した池田、川野が世界選手権で活躍。「自分も続きたいと思った」と焦がれた舞台で、日本勢最上位に入った。

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