【世界陸上】5000m日本新の田中希実「今の100点満点」 決勝は26日「入賞を狙う」

2023年08月24日 05:00

陸上

【世界陸上】5000m日本新の田中希実「今の100点満点」 決勝は26日「入賞を狙う」
ハッサンを追う田中希実(ロイター)
 女子5000メートル予選2組で田中希実(23=ニューバランス)が日本新記録の14分37秒98で6位に入り、3大会連続で決勝進出を果たした。21年に東京五輪で広中璃梨佳(22=日本郵政グループ)が出した14分52秒84を14秒86も上回る大記録で、自身初の入賞を視界に捉えた。
 序盤からハッサン(オランダ)らの背中を追いかけ、スピード勝負のラスト1000メートルでも耐えた。「世界で戦えるかというレース展開ではまだ強さはないとおもうが、タイムとしての実力は今の100点満点をまずは見せることができたし、自分でも見ることができたので良かった」と振り返った。

 1500メートルは準決勝で敗れたが、3大会連続での決勝進出となる。「決勝に残れたことの方がうれしい。走りながらもこのままラスト1000メートルで失速して(1キロ)3分10秒かかっても日本記録だなと思っていた。そうなると着が取れないし、そういう日本記録はうれしくないなと思って通過していた。最後まで意地でも順位落とさないことを意識して、それでも落としてしまった。そこはまだまだ。でも、そこまで失速せずに食らいつけて良かった」と納得感を口にした。

 26日の決勝に向けては「3大会連続になるが、入賞できたことがない。入賞を狙っていきたい。今日と違う展開になる可能性が高い。勝負になっても負けてもいい気楽さがある。チャレンジの気持ちでスタートラインに立ちたい」と闘志を高めていた。

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