【世界陸上】銅の川野将虎「強い気持ちで」競歩ニッポンの意地見せた パリ五輪は20キロで

2023年08月24日 17:03

陸上

【世界陸上】銅の川野将虎「強い気持ちで」競歩ニッポンの意地見せた パリ五輪は20キロで
銅メダルにガッツポーズの川野(AP) Photo By AP
 【陸上・世界選手権第6日 ( 2023年8月24日    ハンガリー・ブダペスト )】 男子35キロ競歩で、川野将虎(24=旭化成)が、2時間25分12秒で今大会日本勢メダル1号となる銅メダルを獲得した。野田明宏(27=自衛隊体育学校)は2時間25分50秒で6位、丸尾知司(31=愛知製鋼)は2時間29分52秒で13位だった。
 川野は昨年のオレゴン大会、残り2キロでイタリアのスタノと一騎打ちに。1秒差で敗れ、ゴール直後に崩れ落ちた。悔しさのあまり地面に打ち付けた右手は、この日、天へ高々と突きあげられていた。

 「平坦な道のりじゃなくてつらい道のりもあった。支えてくださる方々、応援してくださる方々のおかげで、この舞台に立てた。今までたくさんの支えがあって、取り組みが間違いじゃなかったことを証明するために今回、歩いた」

 男子20キロ競歩では、3連覇を狙った山西利和が24位に沈むなど3大会ぶりに入賞なし。競歩ニッポンの威厳を示すために、川野は燃えていた。「このままでは日本の競歩は終わっていられないと思ったし、自分がこれまでたくさんメダルをつないできた日本をつないでやるんだって強い気持ちで臨んだ」。有言実行の表彰台だった。

 来年のパリ五輪は35キロは実施されず、20キロの戦いとなる。「20キロで僕も勝負しないといけない」。35キロで2大会連続メダルの誇りを胸に、20キロ戦線で快歩を見せる。

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