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【アジア大会】池江璃花子 女子100mバタフライ5位、主要国際大会個人5年ぶりメダルならず 相馬が銀

2023年09月27日 20:34

水泳

【アジア大会】池江璃花子 女子100mバタフライ5位、主要国際大会個人5年ぶりメダルならず 相馬が銀
女子100メートルバタフライ決勝で泳ぐ池江璃花子 Photo By 共同
 【杭州アジア大会第5日 ( 2023年9月27日    中国・杭州 )】 杭州アジア大会は27日、第5日の競技が行われ、競泳女子100mバタフライ決勝で池江璃花子(23=横浜ゴム)は58秒98で5位に終わり、メダルに届かなかった。相馬あい(26=ミキハウス)が終盤に追い上げ57秒57で銀メダルを獲得した。
 1レーンに池江、5レーンに相馬が並び、序盤は中国勢2選手にリードを許す。しかし、ターン後の後半に池江と相馬が追い上げ、最後も伸びた相馬が2着でゴール。池江は5位に終わった。レース後、池江に笑顔はなかったが「今日は58秒(台)が出ればいいかなと思っていたので、ちゃんと58秒で泳げたのはひとまずはよかった」とタイムには納得した様子だった。

 池江は24日の女子400mリレーで2位となり、主要国際大会で白血病から復帰後初メダルとなる銀メダルを獲得した。しかし、前日の100m自由形予選は直前合宿でインフルエンザにかかった影響で体調が万全でなく棄権。個人種目初登場となったこの日の100mバタフライ予選で1分0秒34の全体8位で決勝に進出した。

 前回18年ジャカルタ大会では、当時18歳の高校3年生ながら個人4種目、リレー2種目で大会新記録を樹立し6冠達成。合計8個のメダルを獲得し大会MVPにも選出された。その快挙からわずか半年後、白血病と診断された。

 それでも不屈の精神力で驚異的な回復を見せ、21年東京五輪ではリレーメンバーとして日本代表入り。今年4月の日本選手権では個人種目4冠、5月の欧州グランプリでもバタフライで5年ぶりの海外レース表彰台に上がり「自分にとって凄く価値がある」と復活を印象付けていた。

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