【ラグビーW杯】W杯で初キャップ獲得なら日本代表で8例目 急きょリザーブ入りのSH福田健太はこんな人

2023年09月29日 02:51

ラグビー

【ラグビーW杯】W杯で初キャップ獲得なら日本代表で8例目 急きょリザーブ入りのSH福田健太はこんな人
<日本代表練習>円陣の中でジョセフヘッドコーチに声を掛けられ笑顔の福田(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 【ラグビーW杯フランス大会1次リーグD組   日本―サモア ( 2023年9月28日    トゥールーズ )】 日本代表はサモア戦に先発予定だったSH流大(東京SG)がメンバーを外れ、当初リザーブだった斎藤直人(東京SG)が先発、メンバー外だった福田健太(トヨタ)がリザーブ入りすると発表した。
 W杯代表はおろか、日本代表にも今年初招集された福田は、埼玉県出身の26歳。小1で当時住んでいた茨城県でラグビーを始めると、名門の茗渓学園中・高で活躍。15年に入学した明大では2年でレギュラーを獲得すると、4年だった18年には主将を務め、22年ぶりの大学日本一へとけん引した。

 19年4月にトヨタ自動車(現トヨタ)入り。2年目の21年4月に公式戦デビューを果たしすと、リーグワン初年度の22年からレギュラー格となり、昨季は先発10試合を含む全16試合に出場した。最大の持ち味はスピードとランニングスキル。先輩の流も「ポテンシャルが凄い。足の速さは僕よりも優れている」と認めるほどだ。

 6月の代表初招集は本人にとってもサプライズだったようで、当初は5月のシーズン終了後にニュージーランド留学を予定していたが、出発4日前に招集の連絡を受けた。W杯は現地観戦を計画していたといい、「どうやって試合を見に行こうかと思っていた」というが、努力と巡り合わせでW杯初代表をつかみ取った。

 7、8月に行われた非テストマッチ2試合を含む6試合は一度も出番なし。日本代表ではノンキャップのままW杯代表に選ばれるケースは過去3大会なく、出場を果たせば07年大会のウェールズ戦で途中出場から初キャップを獲得したSH金喆元(キム・チョンウォン)以来、8例目となる。

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