【ラグビーW杯】07年大会3位、33人全員が自国出身者 日本が次戦で対戦するアルゼンチン代表とは

2023年09月29日 09:32

ラグビー

【ラグビーW杯】07年大会3位、33人全員が自国出身者 日本が次戦で対戦するアルゼンチン代表とは
アルゼンチンのWTBエミリアノ・ボフェリ(AP) Photo By AP
 【ラグビーW杯フランス大会1次リーグD組   日本28―22サモア ( 2023年9月28日    トゥールーズ )】 日本はサモアを28―22で下して2勝1敗、総勝ち点9でD組2位に浮上した。この結果、総勝ち点14のイングランドが1試合を残してD組1位突破が決定。日本は2位での決勝トーナメント進出を懸け、10月8日にアルゼンチン戦(ナント)に臨む。
 「ロス・プーマス」の愛称を持つアルゼンチンは、世界ランキング9位の強豪。W杯には日本と同じく87年の第1回から10大会連続で出場しており、最高成績は今回と同じフランス開催だった07年の3位だ。決勝トーナメントにも計4大会で進出。通算対戦成績は日本の1勝5敗で、16年11月5月のジョセフ・ジャパンの初陣相手でもあった(20―54で敗戦)。

 プレーの特色は屈強なフィジカルを生かしたパワーラグビーで、FW、バックスともにコンタクトをいとわない激しさが持ち味。セットプレーも安定している。リーグワン三重に所属するFWのパブロ・マテーラ、ランナーとしての才能もあふれるSOサンティアゴ・カレーラス、スピードとサイズを兼備するWTBエミリアノ・ボフェリらが中心選手として活躍する。

 またラグビーでは出生や居住年数などの条件を満たせば、国籍を持たない国の代表になれる独自の代表資格ルールがあるが、アルゼンチンは伝統的に自国生まれ・自国出身の選手で代表を構成しているのも特徴。今大会の日本代表は33人中16人が外国出身者(開幕当初)だが、アルゼンチンは33人全員が自国出身者となっている。

 かつては伝統国が支配する世界のラグビー界で実力、実績ともに劣っていたが、99年W杯で8強、07年W杯で3位と着実に実績を積み上げ、12年には「トライネーションズ」としてニュージーランド、オーストラリア、南アフリカの3カ国だけで行われていた南半球の対抗戦に新加入(ザ・ラグビーチャンピオンシップ)。20年にはニュージーランドから初勝利を挙げるなど、現在では世界の強豪の一角に数えられている。

 ▽日本のアルゼンチン戦全対戦成績
 ☆93年5月15日 27●30(トゥクマン)
 ☆93年5月22日 20●45(ブエノスアイレス)
 ☆98年9月15日 44○29(秩父宮)
 ☆99年10月16日 12●33(英カーディフ)※W杯
 ☆05年4月23日 36●68(ブエノスアイレス)
 ☆16年11月5日 20●54(秩父宮)

おすすめテーマ

2023年09月29日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム