【ラグビーW杯】文字通り「ONE TEAM」でアクシデントなんのその 流の欠場を若きSH陣がカバー

2023年09月29日 10:19

ラグビー

【ラグビーW杯】文字通り「ONE TEAM」でアクシデントなんのその 流の欠場を若きSH陣がカバー
<日本・サモア>前半、ライン際の密集から斎藤がラブスカフニにパス(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 【ラグビーW杯フランス大会1次リーグD組   日本28―22サモア ( 2023年9月28日    トゥールーズ )】 世界ランキング13位の日本は、同12位のサモアとの接戦を28―22で制し、2勝目(1敗)を挙げた。先発予定だったSH流大(31=東京SG)が右ふくらはぎの負傷で急きょ欠場したが、代わって先発したSH斎藤直人(26東京SG)、リザーブに入った福田健太(26=トヨタ)が躍動。若きSHの力もあり、緊急事態をチーム一丸で乗り越えた。
 突然のW杯初先発でも準備はできていた。斎藤は「正式に決まったのは直前だけど、動揺とかはなかった」と振り返る。テンポの良い球出しと的確な配球でゲームメーク。不測の事態にも備えて調整を続けていた男が、チーム内MVPに選出された。

 ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチは斎藤のゲームメークを「素晴らしい試合をしてくれた」と高く評価。斎藤が先発したことで、登録メンバー外から急きょリザーブに入り、この日が記念すべき代表デビューとなった福田についても「ハードワークをしてくれた」と感謝した。

 大会初戦はNo・8で先発予定だったFW姫野和樹主将(トヨタ)が左ふくらはぎの負傷で急きょ欠場しながらも、チーム一丸で白星発進。第3戦となったこの日も流が欠場するアクシデントはあったが、若き2人のSHたちがカバーした。文字通り「ONE TEAM」。この勢いのまま、次戦は2大会連続の決勝トーナメント進出を懸け、1次リーグ最終戦でアルゼンチン戦(ナント)に臨む。

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