【ラグビーW杯】流の代役・斎藤が攻撃をしっかり指揮「常にワクワクした感じだった」

2023年09月29日 06:32

ラグビー

【ラグビーW杯】流の代役・斎藤が攻撃をしっかり指揮「常にワクワクした感じだった」
<日本・サモア>快勝に右手を上げて喜ぶ斎藤(AP) Photo By AP
 【ラグビーW杯フランス大会1次リーグD組   日本28-22サモア ( 2023年9月28日    トゥールーズ )】 世界ランキング13位の日本は、同12位のサモアに28―22で勝利。2勝1敗、総勝ち点9として、D組2位に浮上した。副将のSH流大が試合直前に急きょ欠場となる緊急事態も乗り越え、1次リーグ最終戦となる10月8日のアルゼンチン戦(ナント)に2大会連続の決勝トーナメント進出を懸ける。
 その流に代わって先発した斎藤直人が奮闘した。安定した素早い球出しで攻撃のリズムをつくった。斎藤は「準備はいつも通り。基本は変わりなかった。チームが何をしたいか、自分が何を求められているか(を考えて)準備をしていた。凄くうれしいのと、少し安心した気持ちになった」と、急きょ回ってきた大舞台にも冷静に対処できたことを明かした。

 「この試合に勝たないとプールを突破できないと認識していて、会見ではプレッシャーを感じないと言ったが、少し感じていた。普段のテストマッチと違い、会場入りしてからアウトまで(ずっと)盛り上がっていて、常にワクワクしている感じだった」と、重圧は感じながらも、それを楽しむような雰囲気すらあった。

 ゲームに関しても冷静に分析。「キックが増えたシーンが多かったが、こぼれたシーンをアタックにシフトできたのが良かった。出ていて、どういうことを感じたかを、少しでも情報を分け合うことで楽になると思ったので、コミュニケーションを取っていた。流には“勝たせてこい”と言われた。個人的には(流)大さんの分まで背負ってプレーすると決めていた」と熱い言葉も飛び出した。

 大きな1勝を挙げ、次なる戦いへ。「きょうはしっかりリカバリーとリラックスをして、明日から少しずつ準備して、(次も)必ず勝ちたい」と宣言。代役のはずだった斎藤が覚醒し、一回り大きくなったように見えた。

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