ボディーボード大原沙莉 5年越しで日本人初の2度目の世界タイトルを獲得し凱旋帰国「ほっとした」

2023年10月02日 07:57

スポーツ

ボディーボード大原沙莉 5年越しで日本人初の2度目の世界タイトルを獲得し凱旋帰国「ほっとした」
2度目のワールドタイトルを獲得し、木製のトロフィーを手に笑顔の大原沙莉 Photo By スポニチ
 ボディーボードの「IBCワールドツアー」で、前身のAPB主催だった19年以来、4年ぶり2度目の年間総合優勝を果たした大原沙莉(28)が1日、シーズンを終えて羽田空港に帰国。重量感のある木製のタイトルトロフィーを携え、「うれしいし、ほっとした気持ちが一番」と笑顔で振り返った。
 今シーズンは当初全6戦が予定されていた中、大原は4月の第1戦(ブラジル)、5月の第2戦(チリ)を連勝。8月の第3戦(モルディブ)で2位となった後、9月の第4戦(ポルトガル)で再び優勝し、この時点でタイトルが確定。同下旬の第5戦(南アフリカ)は3位で、モロッコでの最終戦が先月8日の地震の影響で中止となったため、一足早い帰国となった。

 19年に日本女子として2人目のワールドタイトルを獲得した大原。「自分が世界でも通用するポテンシャルを凄く感じたシーズン。特にモルディブの試合で可能性を感じた」という。この一戦をきっかけに、元々持っていた戦術のうまさだけでなく、ライディングそのものの技術や、下支えするトレーニング面を改めて強化。「(たまたまタイトルを)獲れてしまった」という19年を経て、日本人初の2度目チャンピオンを目指すも、新型コロナの影響で20、21年はツアー自体が中止に。実戦感覚を取り戻しきれなかったという昨年を経て、5年越しで目標を達成した。

 アスリートとして円熟味を増し、4月には29歳の誕生日を迎える来季は、20歳前後の若手のツアー活動のサポートに力を入れながら、3度目のタイトルを目指す。同時に「団体(IBC)が新しくなって、大会フォーマットがしっかりした。開催地を増やしていこうという動きもある。日本で開催すればいろんな選手が出られるので、誘致を目標に私も活動したいと思っている」と新たな夢を語った。

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