【ラグビーW杯】南アフリカが3勝目で「死の組」突破濃厚に 選手層の厚さも見せつける

2023年10月02日 06:25

ラグビー

【ラグビーW杯】南アフリカが3勝目で「死の組」突破濃厚に 選手層の厚さも見せつける
試合終了後、南アフリカ代表(右)はトンガの選手と健闘をたたえ合う(AP) Photo By AP
 【ラグビーW杯フランス大会1次リーグB組   南アフリカ49―18トンガ ( 2023年10月1日    マルセイユ )】 2大会連続4度目の優勝を目指す世界ランキング3位の南アフリカが、同15位のトンガから計7トライを奪って快勝。3勝1敗、総勝ち点15で首位に浮上し、1次リーグ全日程を一足早く終えた。
 今大会4試合目で最も失点がかさんだ南アフリカだが、史上2例目の連覇へ、余裕を持って1次リーグの戦いを終えた。8―13で敗れたアイルランド戦から先発12人を変更し、ローテーション制を徹底。追加招集されたSOポラードに10番を任せ、SHヘンドリクスが後半途中から出場したことで、大会登録選手33人(故障離脱したフッカーのマークスを含め34人)全員が少なくとも1試合を経験。負けたら終わりの決勝トーナメントへの準備を整えた。

 試合は3点を追う前半5分、SHレーナックのトライで逆転。前半を21―8とセーフティーリードを奪って試合を折り返すと、後半9分に途中出場のCTBクリエルがトライを奪い、ボーナスポイント獲得となる4トライ目。今大会、唯一の課題とみられたキックも、ポラードが角度のある1本目のコンバージョンから4連続で決め、成功率が低かった途中出場のSOリボックも全3本に成功。ポラード追加招集の相乗効果は明らかだった。

 決勝トーナメント進出は、7日にスコットランドがアイルランドに勝ち、南アフリカを含む3カ国が総勝ち点15で並んだ場合に総得失点差の争いとなるため、現時点では決定せず。それでも「死の組」突破へ優位な状況をつくり、2週間後に始まる決勝トーナメントへの準備に乗り出す。

おすすめテーマ

2023年10月02日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム