五郎丸歩氏 ラグビーW杯の日本敗退「ここが限界」「仕組みを変えない限りこれ以上の発展は日本にはない」

2023年10月09日 16:11

ラグビー

五郎丸歩氏 ラグビーW杯の日本敗退「ここが限界」「仕組みを変えない限りこれ以上の発展は日本にはない」
五郎丸歩氏 Photo By スポニチ
 元ラグビー日本代表の五郎丸歩氏(37)が9日、自身のX(旧ツイッター)を更新。ラグビーW杯フランス大会のアルゼンチン戦から一夜明け、日本のラグビーに対し考えをつづった。
 世界ランキング12位の日本は1次リーグ最終戦で同9位のアルゼンチンに27―39で敗れ、D組3位が確定。2大会連続、海外大会では初となる8強入りはならなかった。今大会限りで退任するジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC、53)の初采配となった16年11月の初陣アルゼンチン戦から、約7年。くしくも同じ相手に敗れ、「ONE TEAM」から「Our Team」へ進化してきた物語が幕を閉じた。

 五郎丸氏は、日本ラグビーフットボール協会の投稿を引用し、日本代表のSO松田力也の動画メッセージに「日本のラグビー界は日本人キッカーでないと務まらない!彼はそれを最も体現してくれた選手です。お疲れ様。そしてありがとう」とコメント。また、日本代表のFB山中亮平の動画メッセージには「後輩だけど彼の生き様に最も敬意を表したい。色々あったけどかっこよかったぞ」とねぎらいを送った。

 そして「勝ち負けで評価される日本代表。ごく自然なことだし、そうあるべきだと理解している。しかし彼らがワールドカップにかけてきた時間や、犠牲にした時間を理解できる人間として数字や勝ち負けだけでは評価できない自分がいる」と投稿。

 しかし「今大会改めて感じたことは、選手やコーチ・スタッフの努力や犠牲心だけでは、ここが限界だということ。大きな仕組みを変えない限りこれ以上の発展は日本ラグビー界にはない」と厳しく指摘した。

 アルゼンチン戦のPV(パブリックビューイング)は、“聖地”秩父宮ラグビー場でも行われた(特別協賛:アサヒスーパードライ)。アサヒスーパードライ・ラグビーアンバサダーを務める五郎丸氏も駆けつけ、タレントの高山一実、勝俣州和や、桜のジャージを着用した約1万人のファンとともに、フランスの地で戦う戦士たちに声援を送り続けた。

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