【世界相撲】男子軽重量級・三輪隼斗「優勝したかった」悔しい準優勝 中量級の龍山和彦も銀メダル

2023年10月09日 07:11

相撲

【世界相撲】男子軽重量級・三輪隼斗「優勝したかった」悔しい準優勝 中量級の龍山和彦も銀メダル
男子軽重量級で銀メダルを獲得した三輪隼斗(左)=撮影・前川 晋作 Photo By スポニチ
 世界相撲選手権大会が8日、東京都立川市のアリーナ立川立飛で行われた。20年以降はコロナ禍で中止が続いており、大阪府堺市で行われた19年以来4年ぶりの開催。男子軽重量級(115キロ未満)の三輪隼斗(28=ソディック)と中量級の龍山和彦(29=瀬戸内町役場)はともに決勝で敗れて銀メダルを獲得した。
 軽重量級の三輪は、今大会の日本選手団最多となる通算5度目の国際大会出場。個人戦では16年以来7年ぶりとなる世界一を目指して臨んだ。準決勝までは、下からの押しで相手を圧倒する完璧な内容。昨年のワールドゲームズ中量級(115キロ未満)金メダリストのダイアウリ(ウクライナ)との決勝戦に進出した。

 決勝は立ち合いから相手に右上手をガッチリ取られる苦しい展開に。右でおっつけたり上手に変えたりと勝機をうかがい、右外掛けで崩してから前に出ていったところで相手の左下手出し投げに屈した。「相手の形にさせてしまったのが敗因」と分析。表彰台を逃した18年よりも順位を上げての準優勝だが「優勝したかったので」と悔しさをにじませた。

 中量級の龍山は、国際大会初出場ながら大健闘。3回戦ではキルギスの選手との2分を超える大熱戦を制し、準決勝ではアゼルバイジャンの選手に鮮やかな外掛けを決めた。決勝はウクライナのクルプスキーと対戦。うまく中に入られて寄り切りで敗れた。

 龍山は鹿児島県瀬戸内町出身で、現在は同町の役場に勤めている。地元開催の国体を今週末に控えており、メダルとともに大きな経験を持ち帰ることとなった。

 ▽男子軽重量級(115キロ未満)
優勝 ダイアウリ・バジャ(ウクライナ)
2位 三輪隼斗(日本)
3位 バーサンドルジ・バドラル(モンゴル)
3位 ロザム・アロン(ポーランド)

 ▽男子中量級(100キロ未満)
優勝 クルプスキー・イェホー(ウクライナ)
2位 龍山和彦(29=鹿児島・瀬戸内町役場)
3位 ドンガク・スルデ(キルギス)
3位 クルマラ・ハンヌ(フィンランド)

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