20歳の望月慎太郎がツアー初白星で涙「長かった」前日には一人カラオケで熱唱

2023年10月17日 20:58

テニス

20歳の望月慎太郎がツアー初白星で涙「長かった」前日には一人カラオケで熱唱
望月慎太郎 Photo By スポニチ
 【男子テニス・木下グループ・ジャパン・オープン第2日 ( 2023年10月17日    東京・有明テニスの森公園 )】 シングルス1回戦で世界ランキング215位の望月慎太郎(IMGアカデミー)が世界31位のトマスマルティン・エチェベリ(アルゼンチン)を6―4、7―6で破ってツアー初勝利を挙げた。2回戦は世界10位で第1シードのテーラー・フリッツ(米国)と対戦する。
 プロ転向から4年。ツアー12試合目で待望の初勝利を挙げた20歳は「1勝まですごく長かったので、感情的になってしまった」と目に涙を浮かべた。今季全仏8強のエチェベリに2時間2分でストレート勝ち。第2セットはタイブレークにもつれる接戦を制し「序盤から主導権を握ってプレーできていた」とうなずいた。

 19年ウィンブルドン選手権のジュニア部門で優勝。日本男子として4大大会のジュニア部門シングルスを初制覇した。錦織の後継者として注目を浴びたが、同年11月にプロ転向後は苦戦。ここ数カ月はツアー下部大会チャレンジャーでも早期敗退が続いた。

 「最近は試合前から自信がなく、正直、試合をしたくない日もあった。休みの日もテニスのことを考えてしまうので、テニスから離れる時間をつくることを意識した」。考えすぎて不安になる負のスパイラルに陥ることを防ぐため、この試合の前日には1人でカラオケに行き、おはこの「EXILE」の歌を熱唱。世界トップ10に胸を借りる2回戦に向け「リカバリーすることに集中したい」と視線を上げた。

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