幕下・若隆景「調子上がってきている」右膝前十字靱帯断裂から8カ月…復帰の土俵へ静かな闘志

2023年11月11日 15:21

相撲

幕下・若隆景「調子上がってきている」右膝前十字靱帯断裂から8カ月…復帰の土俵へ静かな闘志
大青山(右)を相手にぶつかり稽古を行う若隆景(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲の元関脇・若隆景(28)が11日、福岡県須恵町の荒汐部屋で、あす12日に初日を迎える九州場所(福岡国際センター)への最終調整を行った。
 四股、鉄砲、すり足などの基礎運動で入念に体を動かし、右膝にサポーターを施してから一丁押しを8本。そのままぶつかり稽古もこなして立ち合いの感触を確かめた。

 東幕下6枚目で臨む今場所、ついに4場所ぶりの復帰を果たす。右膝前十字靱帯断裂から8カ月、手術とリハビリを経てここまで戻ってきた。「九州場所の出場を目指してやって来たので、調子も上がってきていると思います」と好感触。7日にはケガ明け初めての出稽古を行い、木瀬部屋で羽出山(24=玉ノ井部屋)や東俊隆(24=玉ノ井部屋)ら幕下力士と相撲を取った。「環境の違うところで稽古できたのでよかった」と本場所復帰への手応えを得た。

 関脇だった春場所13日目以来233日ぶりに上がる土俵で初日に西幕下6枚目の嘉陽(24=二所ノ関部屋)と対戦する。6勝以上なら1場所での関取復帰の可能性が高まるが、目標を問われると「やることは変わらないので、一日一番しっかり自分の相撲を取れるように」と淡々。待ちわびた復帰の日を前に、落ち着いた表情で静かに闘志を燃やした。

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