アメフト関学大 「辛口」大村監督も称えた快勝劇 リーグ5連覇で「偉業」に前進

2023年11月11日 20:01

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アメフト関学大 「辛口」大村監督も称えた快勝劇 リーグ5連覇で「偉業」に前進
<立命大・関学大>立命大との全勝対決を制し、喜ぶQB星野(右)ら関学大ファイターズ(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【関西学生アメリカンフットボール1部リーグ   関学大31ー10立命大 ( 2023年11月11日    ヤンマースタジアム長居 )】 注目の全勝対決は、関学大が21点差をつけて、立命大に快勝した。立ち上がりのディフェンスで、2シリーズ続けて、相手がターンオーバー。ミスをしっかり得点につなげ、常に優位に立ったまま、5連覇となる60回目の優勝をつかみ取った。
 「きょうはレッドゾーンがよくできました。立命大の攻撃は想定とちょっと違っていたけど、よく粘れていた。勝負どころで頑張ったナイスディフェンスでした」

 大村和輝監督は、1TD、1FGに抑え込んだ守備陣をまず称えた。戦前、最も警戒したのが、立命大オフェンスの迫力。実際、獲得ヤードは関学大の265に対し、立命大は370をゲインしており、ゴール前の勝負どころで発揮した底力は見逃せない。

 「(QBの)星野も、後ろに鎌田がいるので、いつものように明るい感じでいってくれたらいいな、と。(2つのインターセプトを見せた)中野は大一番になると、やりますよね。不思議です」

 今季の課題に掲げたDB陣のヒーローを独特な表現で持ち上げながらも、「けど、しょうもない、抜かれたヤツもあった」と注文も忘れない。

 最終節(26日、万博記念競技場)の相手は、1敗で追う関大。ただ、全勝優勝して、全日本大学選手権に進み、前人未到の6連覇がかかる甲子園ボウルの舞台に立つことしか見ていない。「関大には春やられてるんで、やり返さないと…。とにかく、次、しょぼい試合をしたら、きょうの勝ちが台無しになる。いいゲームをして勝ちたい」。指揮官の表情に、いつもの厳しさが戻っていた。

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