新入幕・北の若が23歳の誕生日に幕内初勝利「相撲のことを考えすぎて忘れていた」美ノ海も白星発進

2023年11月13日 06:29

相撲

新入幕・北の若が23歳の誕生日に幕内初勝利「相撲のことを考えすぎて忘れていた」美ノ海も白星発進
美ノ海が寄り切りで狼雅を破る(撮影・中村 達也) Photo By スポニチ
 【大相撲九州場所初日 ( 2023年11月12日    福岡国際センター )】 新入幕・北の若(23=八角部屋)が錦富士(27=伊勢ケ浜部屋)を破って白星発進とした。
 立ち合い頭で当たり合って右差し左上手で組み止めると、引き付けて力強く攻め立てて最後は右喉輪で寄り倒し。「前に出れたのはよかった」としながらも「立ち合いから圧倒するぐらいの気持ちでいかないと」と少し押し込まれた場面を反省した。

 この日は23歳の誕生日。「相撲のことを考えすぎて誕生日のことは忘れていた」と苦笑いしていたが、幕内初勝利と重なって忘れられない日となった。

 同じく新入幕の東白龍(27=玉ノ井部屋)は再入幕の一山本(30=放駒部屋)に惜敗。得意の突っ張ってからのはたき込みを決めたかに見え一度は軍配をもらったが、物言いがついて差し違えで敗れた。土俵際回り込んだ時に右足が踏み越していたのは本人も気付いていた様子。「全然分かっていました。負け確定だったから(物言いの協議中)ドキドキもしなかった。ビデオ(判定)あるから無理ですよ」と自身の負けを潔く認めていた。

 新入幕対決となった美ノ海(30=木瀬部屋)と狼雅(24=二子山部屋)の一番も軍配差し違えで決着。美ノ海の左前ミツからの攻めをしのいだ狼雅がもろ差しで寄り切ったかに見えたが、攻め込まれた時に左足が土俵を割っていた。鳥取城北高の6年後輩を退けた美ノ海は「お客さんが多くて、懸賞が回っているのも幕内なんだなと感じました」と幕内初勝利をかみしめた。

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