大の里 プロ31戦目で初めて俵に詰まるも取り直しに持ち込み薄氷の勝利

2023年11月13日 21:09

相撲

大の里 プロ31戦目で初めて俵に詰まるも取り直しに持ち込み薄氷の勝利
<大相撲九州場所・2日目>大の里が押し出しで大翔鵬を破る(撮影・中村 達也) Photo By スポニチ
 【大相撲九州場所2日目 ( 2023年11月13日    福岡国際センター )】 十両の大の里(23=二所ノ関部屋)が幕内経験もある大翔鵬(29=追手風部屋)を取り直しの末に下し、2連勝とした。
 大の里は開口一番「ダメでした」と顔をしかめた。幕内経験もあり、重い腰の相手に思わぬ苦戦を強いられ、「先場所より相手も強くなって、(2日間)自分の形を作らせてくれない」と振り返った。

 最初の一番はもろ手で先制したものの、相手のかち上げからの攻めに防戦一方、苦し紛れの土俵際の突き落としでかろうじて同体に持ち込んだ。大の里は今年夏場所のデビュー以来通算24勝7敗だが、負けた相撲も含め一度も押し込まれたことはなし。だが、この日は俵に脚がかかるところまで初めて攻め込まれた。取り直し後は最初の一番の反省を生かして立ち合いで右差しから一気に前に出た。

 大の里は審判団の協議の間も「負けたと思っていたので、次の日のことを考えていました」と反省しきり。初日、2日目と勝利したものの、ともに納得のいかない立ち合いだっただけに「2日間とも拾ったようなもの。実力で勝てるように修正していければ」と最後は気を取り直していた。

 

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