高安 全勝の豊昇龍を破る 14年ぶりの小股すくい「こっちがつくしかない」相手手つきの遅さも指摘

2023年11月17日 19:40

相撲

高安 全勝の豊昇龍を破る 14年ぶりの小股すくい「こっちがつくしかない」相手手つきの遅さも指摘
<大相撲九州場所・6日目>高安が小股すくいで豊昇龍を破る(撮影・中村 達也) Photo By スポニチ
 【大相撲九州場所6日目 ( 2023年11月17日    福岡国際センター )】 東前頭3枚目の高安(33=田子ノ浦部屋)が西大関の豊昇龍(24=立浪部屋)を小股すくいで破った。自身は3勝3敗とする一方、全勝の相手を1敗へ引きずり下ろした。
 立ち合いから押し込まれ、時計回りに土俵1周して回り込んで反撃開始。左を深く差し込み、すくい投げを打ちながら前傾姿勢になってこらえる相手の、目の前にきた右足を取った。そして小股すくい。高安にとっては、幕下時代の2010年初場所で決めて以来14年ぶりの珍手だった。

 「序二段ぶりですね。17年ぶりくらいですね」

 自らの記憶をたどった高安は取組中、右足がぶつかりそうになった行司の式守伊之助を「ぶつかりましたね。行司さん、だいじょうぶでしたかね」と気づかった。加えて前日の豪ノ山戦で立ち合いの手つきが遅く、打ち出し後に審判部へ呼び出されて審判部から注意を受けた豊昇龍に「手をつかないからね。こっちがつくしかない。今に始まったことじゃないでしょ」と苦言。力士の模範となるべき大関に反省を促した。

この記事のフォト

おすすめテーマ

2023年11月17日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム