スケボー赤間凜音が3位通過 骨折から3カ月で実戦復帰「フルメークできて良かった」

2023年11月17日 17:25

スケートボード

スケボー赤間凜音が3位通過 骨折から3カ月で実戦復帰「フルメークできて良かった」
 女子ストリート予選を終え、取材に応じる赤間凜音=ムラサキパーク立川立飛 Photo By 共同
 【スケートボード・ストリート マイナビ日本選手権第1日 ( 2023年11月17日    東京・ムラサキパーク立川立飛 )】 来年の強化指定選手選考会を兼ねた大会は女子予選が行われ、パリ五輪予選ランキングで4位に付ける14歳の赤間凜音(りず)は62・25点の3位で、あす18日の準決勝進出を決めた。
 赤間は今年8月に鎖骨と骨盤を骨折して以来、初の実戦。45秒間に自由に滑るランの1本目を終えると、赤間は心底から安心したような表情を浮かべた。8月の国際大会の練習中に転倒し、鎖骨と骨盤を骨折。加えて肩も痛める負傷から、わずか3カ月で復活を遂げ「とりあえず予選でフルメークできて良かった。ケガ明けの大会で安定した滑りができたので、自分的には良かった」と振り返った。

 21年12月に行われた日本選手権で、12歳ながら初出場初優勝。パリ五輪の予選が始まった今年は6月の第3戦ローマ大会で初優勝を飾るなど、飛躍の年になったが、8月に暗転。9月の第4戦ローザンヌ大会は欠場を余儀なくされた。

 それでも9月末から練習を再開すると、「最初は不安があった。痛い時もあったし、転ぶ時も気を使わないといけなかった」としながらも、徐々に調子を取り戻した。ケガをきっかけに食生活も見直し、「野菜が苦手だったけど、食べるようにしたり、カルシウムを取ったり、いろいろした」と改善。トレーニングにも取り組み、復帰初戦から上々の結果を残した。

 各選手が技の難度をグッと上げてくる準決勝以降については、「みんながヤバすぎて、自信はちょっとない」と苦笑いしながらも、狙うは2年ぶり2度目の優勝。来月には五輪予選第5戦を兼ねた世界選手権(東京・有明コロシアム)も控えており、日本一になって勢いを付ける。

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