杉浦悠太アマ7人目のツアーVへ「ビビらずに行く」 ダンロップ・フェニックス

2023年11月17日 16:53

ゴルフ

杉浦悠太アマ7人目のツアーVへ「ビビらずに行く」 ダンロップ・フェニックス
<ダンロップフェニックス・2日目>2番、笑顔を見せる杉浦悠太(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 【男子ゴルフツアー ダンロップ・フェニックス第2日 ( 2023年11月17日    宮崎県 フェニックスCC=7042ヤード、パー71 )】 2位から出た22歳のアマチュア、杉浦悠太(日大)が、6バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの68で回り、通算10アンダーで首位に立った。2位とは3打差。ツアー7人目のアマチュアVを目指し決勝ラウンドに臨む。
 松山、ケプカ、クラークというメジャー覇者を押しのけてアマチュアが堂々の首位に立った。しかも、1番は右の林に打ち込んでのダブルボギーと最悪のスタートだった。しかし、次の2番で臆せず1Wを握ってFWをキープ。2打目を2メートルにつけて早速、取り返すと3番でもバーディー。風に悩まされる選手が多い中で、スコアを伸ばした。「狭いホールでも1Wを持つ攻めのゴルフ」が特長と話すように強気なプレーが真骨頂だ。

 プロ転向を延期してでも来季のマスターズ出場権を目指した10月のアジア太平洋アマは失意の予選落ち。「かなりへこんだ」というものの、今は来季の出場権を争う国内ツアー予選会に照準を絞っている。それも、今回勝ってシード権を得れば不要だ。アマチュアでツアー優勝となれば7人目。倉本昌弘、石川遼、松山英樹のビッグネームや、金谷拓実、中島啓太、蝉川泰果の若き実力者に肩を並べることになる。

 「僕も優勝したいと凄く思う。それだけの実力があれが優勝できる。2日間、しっかりゴルフができているので同じようにできればチャンスはある。ビビらずに行きたい」と決意を語った。

 ◇杉浦 悠太(すぎうら・ゆうた)2001年(平13)9月12日生まれ、愛知県出身の22歳。父親の影響で4歳からゴルフを始める。福井工大福井―日大。18年日本ジュニア優勝、19年全国高校選手権春季大会優勝。今年9月のパンパシフィック大学ゴルフスーパーリーグでは個人、団体の2冠。得意クラブはウエッジ。1Wの平均飛距離は290ヤード。幼少期のあこがれは石川遼。趣味は野球観戦。好きなチームは中日。1メートル72、74キロ。

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