アメフト関学大 LB海﨑が「因縁」の関大戦でQB須田を止める「内容で圧倒したい」

2023年11月22日 18:52

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アメフト関学大 LB海﨑が「因縁」の関大戦でQB須田を止める「内容で圧倒したい」
<関大戦前合同記者会見>最終戦に向けて気合いを入れる関学大LB海﨑(撮影・平嶋 理子) Photo By スポニチ
 関西学生アメリカンフットボール1部リーグで唯一全勝を守る関学大が22日、兵庫県西宮市のグラウンドで練習を公開。200人を超える部員の先頭に立つLB海﨑琢主将(4年)が1敗で追う最終節の関大戦(26日、万博記念競技場)に向けて、強い決意を口にした。
 「単独優勝と学生日本一が我々の目標。関大さんには春負けているし、QB須田君はその時と比べてパスの成功率が上がっている。しっかり準備をして臨みたい」

 春のシーズンは調整の意味合いが強いとはいえ、2010年を最後に負けていない宿敵に14―17で負けたのは、王者にとって一つの「事件」だった。とりわけ、リーダーが受けた衝撃は大きい。「このチームをどう立て直せばいいのか、悩みました」

 主将や副将のような幹部だけでなく、控えや下級生が本当の意味で敗北の重大性を感じ取るように、海﨑は訴えかけた。コロナ禍が始まった2020年入学。思うように練習できず、オンラインのミーティングで必死に思いを伝えた先輩の苦闘を見て、対面のコミュニケーションを大事にした。苦労は報われ、開幕から6連勝。チームに生まれた一体感が誇らしい。

 昨秋の関大戦では、試合中に負傷して、途中で退いた。「(やり返すとか)そういうのは、気持ちにない。内容で圧倒したい」。勝利への使命の前では、個人の感情が入り込む余地などない。ビッグプレーで勢いをつけられる背番号41。最前列にDLトゥロター・ショーン礼(4年)も戻り、関学大ディフェンスは決戦に向け、万全の態勢が整った。

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