大栄翔 “隠れ年間最多勝”の朝乃山を下して今年57勝目「最後まで分からない」 首位キープも大混戦

2023年11月22日 06:32

相撲

大栄翔 “隠れ年間最多勝”の朝乃山を下して今年57勝目「最後まで分からない」 首位キープも大混戦
<大相撲九州場所10日目>大栄翔(手前)に押し出しで敗れる朝乃山(撮影・岡田 丈靖) Photo By スポニチ
 【大相撲九州場所10日目 ( 2023年11月21日    福岡国際センター )】 関脇・大栄翔(30=追手風部屋)が前頭筆頭の朝乃山(29=高砂部屋)を下して6勝目を挙げた。
 鋭い立ち合いから回転よく突っ張ると、相手の引きに乗じて左喉輪で一気に前に出て押し出し。四つ相撲の元大関に対し「差されたりまわしを取られたりしたら勝てないので」と自分の相撲を取りきった。

 ここ2日は土俵際の逆転で星を落としていたが、しっかり切り替えて連敗ストップ。「負けが続くと気持ち的にも乗らない。連敗しないことを意識した」と会心の相撲で悪い流れを断ち切った。

 これで今年57勝目。年間最多勝争いは前日の黒星で大関・霧島(27=陸奥部屋)に並ばれたものの、しっかり首位をキープした。場所前の時点で51勝を挙げておりトップとして注目を集めていたのは大栄翔。年間最多勝は幕内の勝ち星で決めるものだが、仮に十両も含めた場合は朝乃山が場所前の時点で56勝を挙げており“隠れ年間最多勝”だった。その朝乃山は左ふくらはぎのケガで初日から7日目まで休場しており、ここまで1勝で年間57勝。大栄翔はこの日朝乃山に勝ったことで、十両の勝ち星を含めた場合でも全力士の中で1位の年間勝利数となった。

 今年の大相撲も残り5日。大栄翔が「それは最後まで分からない」と話すように、千秋楽まで混戦の年間最多勝争いにも注目だ。

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