若隆景が復帰場所で勝ち越し 安心せず気を引き締め「あと1番あるので次に向けて集中したい」

2023年11月22日 15:14

相撲

若隆景が復帰場所で勝ち越し 安心せず気を引き締め「あと1番あるので次に向けて集中したい」
<大相撲九州場所11日目>栃武蔵(左)を上手出し投げで破る若隆景(撮影・岡田 丈靖) Photo By スポニチ
 【大相撲九州場所11日目 ( 2023年11月22日    福岡国際センター )】 右膝前十字靱帯断裂の大ケガから4場所ぶりに復帰した元関脇の若隆景(28=荒汐部屋)が関取経験者の栃武蔵(24=春日野部屋)を下して東幕下6枚目で勝ち越しを決めた。
 立ち合いは相手の右変化に素速く反応。押していくところを今度は左からいなされて体を入れ替えられたが、左で浅い上手を引いて残した。そこから右手で相手の頭を押さえながら出し投げを連発して回り込んで勝負を決めた。相手の動きに慌てることはなく「反応できてよかった」と力の違いを示した。

 これで、関脇だった初場所以来5場所ぶりの勝ち越し。それでもホッとした表情は見られず「あと1番あるので次に向けて集中したい」と気を引き締めた。

 復帰場所はまさかの黒星スタートとなったが、ここまで4勝2敗。「徐々に体は動いてきているかな」と手応えを口にし「しっかり集中して自分の相撲を取りたい」と今年最後の1番を見据えた。

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