王鵬が埼玉栄高の後輩と幕内で初対戦「気負う感じはなかった」 北の若に先輩の意地示す

2023年11月22日 06:26

相撲

王鵬が埼玉栄高の後輩と幕内で初対戦「気負う感じはなかった」 北の若に先輩の意地示す
王鵬 Photo By スポニチ
 【大相撲九州場所10日目 ( 2023年11月21日    福岡国際センター )】 東前頭12枚目の王鵬(23=大嶽部屋)が新入幕の北の若(23=八角部屋)を下し、7日目から4連勝で6勝目を挙げた。
 立ち合い頭で当たり合って左四つに組み合うと、両まわしを与えた王鵬はどちらもまわしに手が掛からない体勢でしのいだ。相手が右を巻き替えにきたところを右から小手投げを打って振りほどき、体が離れたところを喉輪で突き放して押し出し。「我慢できた」と1分を超える熱戦を制した。

 この両者はともに埼玉栄高出身で、王鵬が1学年先輩。豪ノ山や妙義龍といった先輩や、同級生の琴勝峰とは幕内で何度も対戦しているが、幕内の土俵で後輩と対戦するのは王鵬にとって初めてだった。

 「高校の時から稽古場では僕よりも強かったので、後輩だからと気負う感じはなかったですね」。王鵬が3年時の全国高校選抜宇佐大会個人戦決勝で対戦した時は、後輩の斎藤大輔(北の若)が先輩の納谷幸之介(王鵬)を上手投げで破っていた。大相撲の世界では、十両で対戦した昨年春場所に続いて2度目の顔合わせ。「誰にでも負けたくないので」と特別な意識は持っていないようだったが、前回同様に先輩の意地を示す形となった。

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